Endangered Species (1998/07/14) 商品詳細を見る
80年のアルバムです。Capitol Recordsの意向により、プロデュースをChristopher Bondに指定、演奏はロスのスタジオミュージシャンに決められ、バンドメンバーは歌のみの参加になっています。Capitol Recordsはラジオでオンエアされやすいポップソングを制作する事を強要し、バンドメンバーの意向を全く無視した作品となりました。
1. I Can't Help It
2. Knee Deep In Love
3. Paranoia
4. Howl At The Moon
5. Set The World On Fire
6. Hot Box City
7. Dog Star
8. Sell Out, Sell Out
9. All Good Things
ポップソンフと言っても、その趣旨が違ってくればこれだけ違うものに仕上がります。これまでのブリットポップ的なアレンジは影を潜め、どちらかと言えばGilbert O'Sullivanのような雰囲気のポップソングになっています。これは当時のパンクニューウェイヴ時代においても化石のようなアレンジなので、Capitol Recordsの意向とは裏腹に全く売れない駄作となってしまいました。このレコード会社の圧力により、バンドの寿命も短くなってしまいます。
バンドメンバーが演奏していませんから、演奏も全く響いてきません。いくらアメリカ側ではバブルの時代になっていたとは言え、これほど説得力のない作品は売れません。当時はTOTOなど、スタジオミュージシャンの集まりによるポップソングもありましたが、TOTOはTOTOなりに、自分達のストーリー性を作り上げていましたので、売れましたし、それだけいい曲を書いていました。いくらポップでも必然性が感じられない曲は受け入れられないのです。
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