 | First Utterance (1998/07/14)
商品詳細を見る |
イギリスのバンドComusの71年のファーストアルバムです。69年から活動しており、ギターとボーカルのRoger WoottonとGlenn Goringを中心に結成されました。ベースのAndy Hellaby、パーカッションのBobbie Watson、バイオリンとビオラのColin Pearson、フルート、オーボエのRob Youngの6人組となりました。
サイケデリックフォークからプログレな展開になっていきます。
1. Diana
2. The Herald
3. Drip Drip
4. Song To Comus
5. The Bite
6. Bitten
7. The Prisoner
Dianaがシングルヒットしました。
サイケデリックフォークという事で、歌い方はマークボランのようなビブラートが効かされています。アコースティックなアレンジが中世的な雰囲気を出してプログレのようでもありますが、どこかグロテスクなオカルティックなおどろおどろしさが醸し出されています。歌詞のテーマも虐待的な権力に直面した傷つきやすい無邪気さ、死体性愛、電気けいれんをめぐる批判、レイプなど、狂気的で、悪魔的なフォークサイケデリアとなっています。
オカルティックなフォークロック作品として、マニアの間では絶賛されているアルバムです。当時イギリスではトラッドフォークブームというのもあり、斬新なフォークバンドがもてはやされていました。彼らもそんなバンドの一つでしたが、長く活動していないので、あまり人々の記憶には残らずに現在まできています。なので、たまに思い出させるように、彼らの作品を紹介するのも必要かと思います。
Full Album