1. Uncle Morris 2. How Ya Been 3. Devil's Motorcycle 4. I Don't Need No Doctor 5. Flowers 6. Fireface 7. And She's Lonely 8. Don't Need Your Lovin 9. Sitting There Standing 10. Blues Theme 11. Loose Lip Sync Ship
68年のアルバムです。サイケデリック色を強めたA面とカバー曲を収めたB面で構成されていました。キンクスのカバーI'm Not Like Everybody Elseがファンには一番人気の曲になっています。タイトル曲のInner Mystiqueではキングクリムゾンよりも先にm9thコードを用いたアルペジオが披露されています。グレッグレイクはこれをパクったと思われます。
1. Voyage Of The Trieste 2. In The Past 3. Inner Mystique 4. I'm Not Like Everybody Else 5. Medication 6. Let's Go, Let's Go, Let's Go 7. Baby Blue 8. I Ain't No Miracle Worker
私は他のみんなとは違うと歌うI'm Not Like Everybody Elseが人気なのは、このフラワームヴメントにおいては大きな支持を得た歌となりました。他の誰かと違わないようにという最近の日本の傾向とはかなり違う感覚です。この当時も流行のファッションがありますが、ほとんどの人が私は他のみんなとは違うと思って主張していました。そしてそれがロックの存在意義でもありました。最近のはロックもどきで、ロックにあらず、というのが私の感想です。
1. Let's Talk About Girls 2. In The Midnight Hour 3. Come On 4. Dark Side Of The Mushroom 5. Hot Dusty Roads 6. Are You Gonna Be There (At The Love-In) 7. Gone And Passes By 8. No Way Out 9. Expo 2000 10. Gossamer Wings
1. Hello, Hello 2. Frantic Desolation 3. Saga Of The Low Down Let Down 4. Little Orphan Annie 5. You Always Tell Me Baby 6. Maybe In A Dream 7. Cellophane Woman 8. The Things That I Could Do With You 9. Walk In The Park 10. The Great Morpheum 11. Postcard From Jamaica
シングルHello, Helloは全米26位となる大ヒットとなりました。 The Lovin' Spoonfulでもお馴染みのErik Jacobsenによってプロデュースされました。サイケな雰囲気はありますが、The Lovin' Spoonfulに通じるポップで親しみやすい曲ばかりです。メンバーでバックコーラスも入れますが、さほどコーラスワークは得意ではなく、あくまでもアレンジの一つとしてやっている感じです。
1. Get It When You Can 2. Don't Forget 3. It Ain't Easy 4. I'm Happy Today 5. Rejoice -- The Smile Of Man 6. Take It From The Splice, Boys 7. Naturally 8. Don't Give A Hoot 9. Faith 10. Join The Band
August Burnsは79年に、Alan MalarowitzとAlbert Mooreは81年に亡くなっていますが、94年のウッドストックに参加する為にバンドは再結成されました。99年には彼らを描いたテレビ映画Sweetwater: A True Rock Storyが制作されました。アルバムタイトルはメロンですが、ジャケットは西瓜じゃないか、とツッコミを入れたくなりますが、ウォーターメロンを略しただけなのかもしれません。何故?という疑問が付き物のロックバンドでありますが、No Reasonという衝動性もロックなのでありました。
Day Songは短い曲で、フォーク調の曲なので、Nansi Nevinsが歌っていますが、Fred Herreraなど、男性メンバーが歌う曲はソウル系になっています。70年代はスティーヴィーワンダーやマーヴィンゲイなどによりニューソウルが誕生するなど、ソウルミュージックも大きな成長と進化していきます。そして80年代に向けてロックとソウルが混じり合うようになっていきますので、この時点でソウル系に移行している彼らはかなり先取りな感覚を持っていたと思います。
1. Motherless Child 2. Here We Go Again 3. For Pete's Sake 4. Come Take A Walk 5. What's Wrong 6. In A Rainbow 7. My Crystal Spider 8. Rondeau 9. Two Worlds 10. Through An Old Storybook 11. Why Oh Why
メンバーは女性ボーカルのNansi Nevinsを中心にベースのFred Herrera、チェロのAugust Burns、パーカッションのElpidio Cobian、ドラムのAlan Malarowitz、フルートのAlbert Moore、ギターのR.G. Carlyle、キーボードのAlex Del Zoppoの8人組です。女性が1人、黒人が3人というユニークな構成になっています。チェロとフルートが中心となった演奏がアコースティック感を強めています。ギターもフォークギターです。
彼らの最大のヒット曲はMotherless Childで、Sometimes I Feel Like a Motherless Childを大胆にロック調にアレンジしたカバー曲です。Jefferson Airplaneの影響を強く受けていて、その為の女性ボーカルになっています。ロック界ではまだ女性ボーカルは多くありませんでしたから、その少ない中の一人になります。ソフトロック、フォークロックと呼ぶには結構激し目の演奏をしますので、総体的にはサイケデリックロックでいいと思います。
出たばかりのストーンズの18年ぶりの新作が素晴らしすぎて、急遽紹介する事にしました。2005年のA Bigger Bang以来の2023年の作品になります。オリジナルメンバーはキースとミックだけですが、ロンウッドももう長い相棒になっています。まずCharlie Wattsは亡くなっているので参加は無理ですが、Mess It UpとLive by the SwordだけはCharlie Wattsが叩いている音源が残っていたので使っています。他はSteve Jordanが叩いています。Charlie Wattsに似せたドラミングを叩いていますが、そこはどうしてもCharlie Wattsのような間合いは作れないですね。そこはいたしかたありません。
1. Angry 2. Get Close 3. Depending On You 4. Bite My Head Off 5. Whole Wide World 6. Dreamy Skies 7. Mess It Up 8. Live by the Sword 9. Driving Me Too Hard 10. Tell Me Straight 11. Sweet Sounds of Heaven 12. Rolling Stone Blues
ベースの方はPaul McCartneyも参加していますが、他はAndrew Wattが弾いていて、これが結構Bill Wymanっぽい感じです。Bill WymanもLive by the Swordでは彼のベースが使われています。ほぼ昔のメンバーも参加している感じですが、何と言っても一番の驚きは、ミックもキースも80歳を超えているのに、全く息切れがしていないのです。ミックは日頃から歌の為に体幹を鍛えていましたが、現在もしっかり体から作り込んでいるようです。ミックの歌声が若々しい、そしてキースのギターも全く老いておりません。この最高齢のロックバンドの二人が、これだけ若々しい演奏を聴かせてくれているのに、歳とったと嘆いていられません。
そしてどの曲も素晴らしい曲ばかりです。かなり多くの曲が用意されていて、その中から選ばれていると思いますので、どれも素晴らしい出来です。70年代の全盛期を思い起こさせます。90年代になってからは、どう言う曲をファンが望んでいるのかとか、戦略を凝らして延命を試みていた感じでしたが、ここまできたら、自分達の一番いい感じのスタイルを選んでいるようで、自然体でいいです。Elton Johnも参加していますが、Lady Gagaの参加が私は納得がいっていなかったのですが、参加しているSweet Sounds of Heavenはゴスペル調の名曲で、そこでのLady Gagaは見事に黒人女性シンガーのような素晴らしい歌声を披露しています。見事な人選だったと言う事です。
そして最後はMuddy WatersのカバーでRolling Stone Bluesで閉めます。どれも若々しく、余裕があるくらいのエネルギッシュなストーンズが楽しめます。世界一の最高のロックバンドとして、もう誰も追従出来ないくらいの完成度です。私達はまだまだ若造で足元にも及びません。そしていつまでも目標として君臨してくれています。かっちょいいー。この言葉が一番似合うロックバンドであります。最高!!
1. I Wouldn't Have Thought 2. Hi Lo Jick Jack Johnny 3. Fool For You 4. Wailing Once Again 5. Midnight Blues Train 6. Man In The Blue Suede Shoes - Megans Song 7. 24 Hours 8. Juniors Wailing
1. I Wouldn't Have Thought (Gophers Song) 2. Levinia 3. Henry Lane 4. Walking Down The Road 5. Mountains 6. Leader Of The Ring 7. Riding On The L&N 8. Hold That Train
69年のアルバムです。プロデュースはFritz Fryer & John Hawkinsで、ドラムがMick Bradleyに代わり、ギタリストのMartin Quittentonが脱退して代わりにサックスやフルート、ハープシコードのSteve Jolliffeが加わっています。このメンバー変更により、これまでのブルースロックよりもジャズやクラシックなど要素を加えたプログレッシヴロックへと変貌しています。69年でプログレしていたのはキングクリムゾンだけだったので、かなり早い対応だと思います。
1. Supposed To Be Free 2. Johnny Carl Morton 3. Sunset Chase 4. Contemporary Chick Con Song 5. Turn Around 6. 6/8 For Amiran 7. Passing Through 8. Down Along The Grove 9. Another Travelling Tune 10. Fran And Dee Take A Ride
1. Water (Part One) 2. Junior's Wailing 3. Lost You Too 4. She Is In Fire 5. You'll Never Know 6. Even The Clock 7. Down The Highway 8. On Your Road 9. 24. Hours 10. When All Your Friends Are Gone 11. Water (Part Two)
1. Little Hands 2. Cripple Creek 3. Diana 4. Margaret - Tiger Rug 5. Weighted Down (The Prison Song) 6. War In Peace 7. Broken Heart 8. All Come To Meet Her 9. Books Of Moses 10. Dixie Peach Promenade (Yin For Yang) 11. Lawrence Of Euphoria 12. Grey / Afro
1. California Blues 2. Look Over Yonder 3. The River 4. Call On Me 5. Crossroads 6. Song For Clyde 7. Pawn Shop Blues 8. Sugar Mama 9. Red House 10. Gimme Some Lovin' 11. We Believe 12. One World
オリジナルメンバーはEd Cassidyだけで、後は新メンバーによるレコーディングでした。女性バックコーラスのRachel Andesが加わった事で、これまでにない印象をもたらしていますが、ブルースロックな内容で、ジミヘンやSpencer Davis Groupのカバーなども目立っています。Red HouseとOne Worldはライブ音源で、特にOne Worldはメドレーになっていて22分もあります。もう昔のSpiritの作品のような内容になっています。
1. Borderline 2. Zandu 3. Love From Here 4. Ship Of Fools 5. Burning Love 6. Tent Of Miracles 7. Logical Answers 8. Old Black Magic 9. Neglected Emotion 10. Imaginary Mask 11. Stuttgart Says Good-Bye 12. Deep In This Land
89年のアルバムです。Spirit of 84以来の再結成オリジナルメンバーでの新作になります。Randy Californiaがプロデュースしましたが、80年代ポップなサウンドになっています。西海岸サウンドは免れているので大分マシです。Randy California の妹Janet Wolfeがバックコーラスで参加しています。コーラスハーモニーに豊かさと艶やかさを加えています。
1. Hard Love 2. Love Tonight 3. Thinking Of 4. Rapture In The Chambers 5. Mojo Man 6. Contact 7. The Prisoner 8. One Track Mind 9. Enchanted Forest 10. Human Sexuality 11. Shera Princess Of Power 12. End Suite
84年のアルバムです。オリジナルメンバーでの再結成となり、ツアーにおいてはJeff "Skunk" BaxterやBob Welchなどが参加していて、その流れでレコーディングされた作品になっています。本来は正式リリース予定ではありませんでしたが、Mercuryがリリースしてくれることになり、アメリカ版ではSpirit of '84というタイトルでのリリースでした。
1. Black Satin Nights 2. Mr Skin 3. Mechanical World 4. Pick It Up 5. All Over The World 6. 1984 7. Uncle Jack 8. Nature's Way 9. Fresh Garbage 10. I Got A Line On You
1. We've Got A Lot To Learn 2. Potatoland Theme 3. Open Up Your Heart 4. Morning Light 5. Potatoland Prelude 6. Potatoland Introduction 7. Turn To Your Right 8. Donut House 9. Fish Fry Road 10. Information 11. My Friend
77年のアルバムです。ほぼRandy California のソロ的な内容になっていますが、ファンタジーSFコンセプトアルバムになっています。全体的にフォークロックの流れになっていますが、いつものフォークロックと雰囲気が違います。ハワイアンなんです。Randy Californiaは一時期ハワイに移り住んでいた事もあり、その影響からなのか、ハワイアンなフォークロックという珍しい内容になっています。
1. CB Talk 2. Stars Are Love 3. Kahauna Dream 4. Buried In My Brain 5. Bionic Unit 6. So Happy Now 7. All Along The Watchtower 8. Would You Believe 9. Jack Bond Speaks 10. Star Trek Dreaming 11. Interlude XM 12. China Doll 13. Hawaiian Times 14. Gorn Attack 15. Interlude 2001 16. Detroit City 17. Freakout Frog 18. The Romulan Experience 19. Monkey See Monkey Do 20. Mt. Olympus 21. The Journey Of Nomad 22. Ending
曲と曲の間にラジオの放送を挟んだりしてコンセプト感を演出しています。サイケデリックなアレンジもあり、Magical-Kahauna Dreamというサブタイトルがあるように、ハワイアンな夢物語が語られていきます。ディランのカバーのAll Along The Watchtowerはジミヘンバージョンに近いでしょうか、せっかくならもう少し派手にやってもいいかと思いますが、このB級感もSpiritらしいかもしれません。
1. Farther Along 2. Atomic Boogie 3. World Eat World Dog 4. Stoney Night 5. Pineapple 6. Colossus 7. Mega Star 8. Phoebe 9. Don't Lock Up Your Door 10. Once With You 11. Diamond Spirit 12. Nature's Way
Randy Californiaが一人なんでもやるようになってからフォークロック的になっていましたが、バンドメンバーが増えた事で新たな挑戦に入ったと思います。以前のヒット曲Nature's Wayのオーケストラバージョンを加えたりと、ロックバンドとしての可能性をより広げる工夫、昔からのファンにとっては納得されない人もいるかもしれませんが、現在の耳で聴く限り、とても大きな決断でしたが、この変化は必然的に受け入れられるべきだと思います。
1. Holy Man 2. Looking Into Darkness 3. Maybe You'll Find 4. Don't Go Away 5. Family 6. Magic Fairy Princess 7. Circle 8. The Other Song 9. Yesterday 10. It's Time Now
1. America, The Beautiful / The Times, They Are A' Changing 2. Victim Of Society 3. Lady Of The Lakes 4. Tampa Jam (Pt. I) 5. Maunaloa 6. What Do I Have 7. Sunrise 8. Walking The Dog 9. Tampa Jam (Pt. II) 10. Joker On The Run 11. When? 12. Like A Rolling Stone 13. Once Again 14. Feeling In Time 15. Happy 16. Jack Bond 17. My Road 18. Tampa Jam (Pt. III) 19. Thank You Lord 20. Urantia 21. Guide Me 22. Veruska 23. Hey Joe 24. Jack Bond (Pt. II) 25. The Star Spangled Banner
ソロ活動をしていたRandy Californiaがバンドに復帰しましたが、ほぼ彼のソロ的な内容になっています。ストレートなロックンロールになっていた前作の影は微塵もありません。サイケな雰囲気もあるフォークロックな内容になっています。時代的には新しい感覚はありませんが、ファンからは暖かく迎い入れられたようです。Walking The DogやThe Star Spangled Bannerのカバーなどがあって、バライティー豊かだとの評価なのかもしれません。
America, The Beautiful / The Times, They Are A' Changing
1. Chelsea Girls 2. Cadillac Cowboys 3. Puesta Del Scam 4. Ripe And Ready 5. Darkness 6. Earth Shaker 7. Mellow Morning 8. Right On Time 9. Trancas Fog Out 10. Witch
1. Prelude - Nothin' To Hide 2. Nature's Way 3. Animal Zoo 4. Love Has Found A Way 5. Why Can't I Be Free 6. Mr. Skin 7. Space Child 8. When I Touch You 9. Street Worm 10. Life Has Just Begun 11. Morning Will Come 12. Soldier
1. Dark Eyed Woman 2. Apple Orchard 3. So Little Time To Fly 4. Ground Hog 5. Cold Wind 6. Policeman's Ball 7. Ice 8. Give A Life, Take A Life 9. I'm Truckin' 10. Clear 11. Caught 12. New Dope In Town
68年のアルバムです。彼らの最大のヒット曲で代表曲のI Got A Line On Youが含まれています。多くのアーティストにカバーされている曲でもあり、私はBlackfootのカバーで知った曲になります。サイケデリックバンドにしては洗練されたアレンジになっています。その他にもMarty Paichによるホーン、ストリングスアレンジが光るジャズっぽい演奏も秀逸です。
1. I Got A Line On You 2. It Shall Be 3. Poor Richard 4. Silky Sam 5. The Drunkard 6. Darlin If 7. All The Same 8. Jewish 9. Dream Within A Dream 10. She Smiled 11. Aren't You Glad
1. Fresh-Garbage 2. Uncle Jack 3. Mechanical World 4. Taurus 5. Girl In Your Eye 6. Straight Arrow 7. Topanga Windows 8. Gramophone Man 9. Water Woman 10. The Great Canyon Fire In General 11. Elijah
1. I Got A Song 2. Myra, Myra 3. Lay Me Down 4. Wild Child 5. Don't Call Us, We'll Call You 6. Lookin' For Some Fun 7. Round And Round 8. We Could Fly So High 9. Colorado Jones 10. I Got A Song Reprise