fc2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20231130]

Mony Mony
(1998/07/14)

商品詳細を見る


68年のアルバムです。これまで通りヒット性の曲ばかりですが、サイケなアレンジも目立ってきました。アルバムタイトル曲のMony Monyはアメリカでは3位の大ヒット、イギリスでは1位を獲得しています。カバー曲ですが、自分達の曲みたいにしっくりした演奏がこのバンドの特徴だと思います。なので、オリジナル曲もカバー曲並に親しみやすさを感じます。

1. Mony Mony
2. Do Unto Me
3. (I'm) Taken
4. Nightime (I'm A Lover)
5. Run Away With Me
6. Somebody Cares
7. Get Out Now
8. I Can't Go Back To Denver
9. Some Kind Of Love
10. Gingerbread Man
11. One Two Three And I Fell

アメリカではモンキーズのように作り込まれたアイドルもいましたが、60年代後半はティンパンアレイみたいに専属的に新鋭の作曲陣を揃えて、ヒット曲を量産していく体制が作られていました。ビートルズみたいに才能があるバンドは数少ないので、アメリカではこのやり方を固めています。現在もそうなのかと思います。結構アメリカは保守的な国なので、そうやっておこぼれで美味しい思いをする輩が業界を形成していると思います。

産業ロックなんて80年代に言われていましたが、アメリカは昔から産業、商品としてのロックを作り出しています。それ故に差別している黒人の音楽も商品として売り出され、白人でも楽しめるように洗練させていくという流れが、今日のポップスの流れであります。そういう流れの中で才能を輝かせている人だけが名前を残しています。このバンドはさほど知名度は無いかもしれませんが、曲は誰でも知っている、聴いた事があると思います。

Mony Mony
⇒ 続きを読む
スポンサーサイト




[20231129]

Gettin' Together
(1998/07/14)

商品詳細を見る


67年のアルバムです。これまで通りプロデューサーのRitchie Cordellによる楽曲もありますが、メンバーによる曲も作るようになっています。これまで通りのアメリカンポップスですが、エフェクトなどのギミックも凝らした、サイケデリックな時代に合わせた編集になってきています。さすがにストレートなソフトロックばかりでは時代に乗れないと感じたのでしょうか。

1. Gettin' Together
2. I Want To Be Around You
3. There's So Much Love All Around Me
4. Some Happy Day
5. Love's Closin' In On Me
6. So Deep With You
7. Sometimes I'm Up (Sometimes I'm Down)
8. You Better Watch Out
9. Real Girl
10. Wish It Were You
11. World, Down On Your Knees
12, Lost In Your Eyes

曲自体はポップで売れ線の曲ばかりですから、どんなにアレンジを凝らしてもびくともしません。いかようにでも料理出来るような素材が揃えられています。逆に曲がよく出来過ぎていて、ギミックが付け焼き刃的な印象になってしまっています。どうせやるなら、もっと大胆に思い切った方が当時としては目立ったと思います。まだまだ優等生的な演奏になっています。

しかし、とにかく曲がいい事に越した事はありません。サイケなアレンジは時代を感じさせますが、曲が良ければ、いつの時代になっても通用する強さを持っています。どんなにアヴァンギャルドな時代になったとしても、いい曲は説得力を失う事がありません。なので、さほどヒットしなかったこのアルバムでも、全く見劣りがしていません。

Gettin' Together
⇒ 続きを読む

[20231128]

I Think We're Alone Now
(1998/07/14)

商品詳細を見る


67年のアルバムです。I Think We're Alone NowとMirage、I Like The Wayのシングルヒットを含む、全盛期の作品になります。プロデューサーであるRitchie Cordellが多くの楽曲を書いています。ビートルズが登場する前にあった、グループと作曲陣は別という昔ながらの体制により売り出されたアメリカンポップスになっています。

1. I Think We're Alone Now
2. Trust Each Other In Love
3. What I'd Give To See Your Face Again
4. Baby Let Me Down
5. Let's Be Lovers
6. Run, Run, Baby, Run
7. Mirage
8. I Like The Way
9. California Sun
10. (Baby, Baby) I Can't Take It No More
11. Gone, Gone, Gone
12. Shout

アメリカが本来黒人音楽からのポップスの本場であります。ビバップやサーフロック、もし世の中にビートルズが登場しなかったらどうなる、って映画がありましたが、まさにビートルズがいなかったら、こういう音楽がヒットチャートを占めていた事でしょう。昔からロックはティーンエイジャーを中心に売れていましたから、10代が好むようなポップスが作曲陣の課題だったと思います。

10代で車の運転もするようになりますから、アメリカングラフティのような若者に向けたロックが求められていました。そこに自己主張するビートルズが登場したことから、他のバンドにもそれなりのコンセプトが求められるようになっていきます。しかし、このバンドには、そこまでの事は求められていません。昔ながらのアメリカンポップスで売り出す。実際にそれでヒットして売れていますから、そのやり方が続けられています。

I Think We're Alone Now
⇒ 続きを読む

[20231127]

今年最後の優勝は霧島で幕を閉じました。最後まで熱海富士と優勝争いをしていましたが、直接対決で霧島が勝ったことが決定的となりました。一山本も途中までは優勝争いしており、11勝の成績でした。朝乃山は途中出場しましたが、4番勝ちました、負け越しではありますが、少しでも落ちる順位を減らすことが出来たと思います。

幕内上位の結果
貴景勝 9勝6敗
霧島 13勝2敗 優勝
豊昇龍 10勝5敗
大栄翔 9勝6敗
若元春 6勝9敗
琴ノ若 11勝4敗
阿炎 6勝9敗
北勝富士 5勝10敗
朝乃山 4勝4敗7休
宇良 8勝7敗
正代 6勝9敗
明生 4勝11敗
高安10勝5敗
翔猿 7勝8敗
豪ノ山 8勝7敗
錦木 7勝8敗
阿武咲 3勝12敗
翠富士 9勝6敗
湘南乃海 7勝8敗
隆の勝 5勝6敗4休


横綱とりの貴景勝はいつもの精神的な弱さは無かったと思いますが、勝ち越すのがやっとでした。代わりに霧島が来場所は綱取りとなります。関脇の琴ノ若も三役で初めての二桁11勝しましたので、後二場所続ければ大関とりとなります。毎場所調子の良い力士がいませんので、どうなるかは分かりません。北青鵬は隙だらけだというのがバレて、懐が深くても中に入れば倒せるというのが証明されました。初めての負け越しとなりましたので、そろそろ、ちゃんと相撲の稽古をしましょう。立ち会いを適当にやっていい相撲なんてないのですから。

千秋楽全取り組み
⇒ 続きを読む

[20231126]

古いiMacが御乱心召されたので、新しいiMacにご来訪いただきました。

昔のはUSB2の時代だったから、急に浦島太郎になったみたいに、USB4になって、口の大きさが違うので戸惑っております。しかし、昔はTime Machineのバックアップに一晩以上かかっていたのが、わずか10分もかからずに終了したので、時代の流れの凄さを実感しております。

パソコンが壊れて、記事の更新が進んでおりませんでした。文字だけを書くのならスマホでも対応できたのですが、動画を添付するのにスマホだと難しい作業になるので、やっぱり、まだまだパソコンの処理能力をスマホは超えられていないと思います。音楽つくのにもパソコンがなければ対応出来ません。これから又再開しますのでよろしくお願いします。

iMac

[20231120]

朝乃山が出てきて、貴景勝に勝ちました。出場するのなら、全勝して勝ち越さなければ意味がありません、凄い決断をしたと思います。再入幕の一山本だけが1敗でトップであります。熱海富士も調子良かったのですが2敗になっています。

中日までの幕内上位の成績
貴景勝 5勝3敗
霧島 6勝2敗
豊昇龍 6勝2敗
大栄翔 5勝3敗
若元春 3勝5敗
琴丿若 6勝2敗
阿炎 3勝5敗
北勝富士 2勝6敗


上位陣では豊昇龍と霧島が2敗で並んでいますが、調子良いとは言えません。玉鷲は大勝ちする時と大負けする時がありますが、今場所は大勝ちする場所のようです、そうやって39歳まで続けてきました。今場所も優勝の行方は混迷しております。

中日全取組

[20231113]

1年を締めくくる九州場所が始まりました。横綱照ノ富士は今場所も休場です。朝乃山もふくらはぎ損傷の為休場、全場所あれだけ頑張ったのに、前頭筆頭までしか上がっていません。期待の若手伯桜鵬も休場になっています。それでも今場所も多くの新入幕が入って盛り上がっています。

幕内初日上位の結果
○貴景勝 押し出し 北勝富士
宇良 寄り倒し 霧島○
正代 突き出し 豊昇龍○
○大栄翔 突き出し 明生
○高安 上手投げ 若元春
○琴ノ若 押し出し 翔猿
○阿炎 押し出し 豪ノ山
○阿武咲 押し出し 錦木
○湘南乃海 叩き込み 翠富士
○北青鵬 寄り切り 隆の勝
遠藤 押し出し 金峰山○
妙義龍 小手投げ 熱海富士○
○竜電 寄り切り 御嶽海


いままであまりやる気を感じなかった王鵬が今場所は積極的に攻めています。まるお父さんを思わせるような突き押しでした。北青鵬はいつまでたっても相撲が上手くなりません。白鵬はいったい何を教えているのでしょうか。大関陣は初日安泰。貴景勝は綱取りの場所になりますが、初日を見た限りでは、いつもの気負いは感じられません。あまり意識せず、マイペースに勝ち進む事が肝心でしょう。若手も充実してきましたが、まだ飛び抜けて目立つ力士はおりません。今場所も誰が優勝してもおかしくない場所になっています。

初日十両以降全取組

[20231113]

It's Only Love
(1998/07/14)

商品詳細を見る


67年のアルバムです。アイドル的にポップな曲ばかり演奏するようになっています。自分達でオリジナル曲を作るのでは無く、外部へ曲を依頼して演奏するという、ビートルズ以前のやり方をとっています。モンキーズ的な売り込み方といいますか、Hanky Pankyとして売れた事で、アイドルとして売り出そうとしたようですが、このアルバムは売れませんでした。

1. It's Only Love
2. Hold On A Little Bit Longer
3. It's Alright
4. Juanita (Nothin's Gonna Stop Our Love)
5. Big Time Operator
6. Ya Ya
7. We'll Have A World
8. Don't Let My Love Pass You By
9. Pick-Up
10. I'm So Lonesome I Could Cry
11. Fanny Mae
12. Some

カバー曲もありますが、ほとんどが外部へ発注した曲になっています。これまでのガレージバンド的な雰囲気は払拭されて、バブルガムでもないようなポップさになっています。自分達でも曲は作れるのに、問答無用で外部発注しています。明らかにアメリカ的な売り込み方になりました。それだけ自分達では作れないようなポップさなのでしょう。

もうサイケの時代になっていますから、この作られたポップさは売れないでしょう。これは売り込み方を間違っていると思いますが、隠れたポップ作品だと思いますから、ソフトロックが好きな人にとっては掘り出し物かもしれません。コーラスが得意なバンドでもありますから、その良さは出せていると思います。

It's Only Love
⇒ 続きを読む

[20231112]

Hanky Panky
(1998/07/14)

商品詳細を見る


アメリカのバンドTommy James and the Shondellsの66年のファーストアルバムです。バンド自体は62年にTom and the Tornadoesというバンド名でデビューしていましたが、64年に人気シンガーだったTroy ShondellにちなんでShondellsに改名しました。バブルガムなロックンロール、ビートポップなスタイルでデビューしています。特に踊る!さんま御殿!!のオープニング曲になっているタイトル曲Hanky Pankyでシングルヒット1位を記録しています。

1. Hanky Panky
2. I'll Go Crazy
3. I'm So Proud
4. The Lover
5. Love Makes The World Go Round
6. Good Lovin'
7. Say I Am
8. Cleo's Mood
9. Don't Throw Our Love Away
10. Shake A Tail Feather
11. Soul Searchin' Baby
12. Lots Of Pretty Girls

メンバーはボーカルのTommy Jamesを中心にギターのJoseph Kessler、ベースやサックスのGeorge Magura、ドラムのVincent Pietropaoli 、キーボードのRon Rosman、ベースのMike Valeの6人組です。ほぼカバー曲が多く、オリジナルはThe Lover、Don't Throw Our Love Away、Soul Searchin' Babyくらいですが、カバー曲は完全に自分達のものにしており、RaindropsのカバーであるHanky Pankyの大ヒットで知名度を上げていきます。

ガレージバンド的な扱いもされますが、R&BやR&R、サーフロックっぽいスタイルであります。コーラスも活用したポップロックであり、50年代っぽい雰囲気がアメリカングラフィティーっぽくて、アメリカ人好みであったと思いますし、日本でも好まれるスタイルであります。マンフレッドマンあたりに近いポップスタイルです。

Hanky Panky
⇒ 続きを読む

[20231111]

Dr. Crow
(1998/07/14)

商品詳細を見る


2002年のアルバムで最後の作品になります。新しいメンバーにて新作をリリースしましたが、2013年にステージで倒れたMick Farren がそのまま亡くなった為、これがThe Deviantsとしては最後のスタジオ作品となりました。前作とメンバーが違っている為、ハードロック色は薄れ、ブルースロックのような曲調になっています。Mick Farren の歌い方もキャプテンビーフハートのようであり、コミカルさは引き継いでいます。

1. When Dr. Crow Turns On The Radio
2. You're Gonna Need Somebody On Your Bond
3. The Murdering Officer
4. Sold To Babylon
5. Taste The Blue
6. Song Of The Hired Guns
7. Diabolo's Cadillac
8. Bela Lugosi 2002
9. A Long Dry Season
10. What Do You Want?

途中バンドは解散していましたが、Mick Farrenは常にThe Deviantsの名を背負って活動していて、彼そのものがThe Deviantsだったと思います。たまに思い出したようにスタジオ新作を出してくれましたが、彼にとっては、常にバンドと共にあり、ライブ作品を出すのも、スタジオ作品を出すのもその一環の一つに過ぎない行為だったと思います。

Strawberry Fields Foreverをカバーした作品が加わっているバージョンもあり、最後まで創作意欲に溢れていました。Mick Farrenにとってはコミュニティ・バンドとしてThe Deviantsが存在していました。彼にとっては相互関係と相互依存を大いに伴う存在のバンドであり、メンバーが代わってもそうした意思疎通が行われていたようです。最後まで現役でステージで倒れるまで生きながらえた事は本望であった事でしょう。

When Dr. Crow Turns On The Radio
⇒ 続きを読む

[20231111]

Eating Jello With A Heated Fork
(1998/07/14)

商品詳細を見る


96年のアルバムで、再結成されてからの作品になります。Mick Farrenはバンド解散後もMick Farren and the Deviantsという名前などで活動を続けていました。そしてDeviants IXVIという名義にて、このスタジオでの新作をリリースしました。ハードロックになろうとしていて解散となっていましたので、ハードロック、ヘヴィメタっぽいサウンドになっています。でも何故か、コミックバンド的な匂いがするのは勘違いでは無いと思います。

1. Eating Jello With A Heated Fork
2. On Sutch A Lurid Night
3. God's Worst Nightmare
4. Thunder On The Mountain
5. Three Headed Lobster Boy
6. You Won't Make It Here
7. Arts Of Darkness
8. Hard Times
9. Rivers Of Hell

メンバーは代わっていて、ギターがAndy ColquhounとWayne Kramer 、ベースがPaul Ill、ドラムがBrock Avery、サックスがJack Lancasterで、バックボーカルが複数参加しており、didgeridooをBrad Dourifが演奏しています。ハードロックサウンドですが、どこか呪術的であり、Arthur Brown的なコミックバンドの雰囲気がしています。このバンドが当初はフランクザッパの影響を受けていた事が続いているのか、Mick Farrenのやりたい事は基本変わっていないのかもしれません。

メンバーが代わって、ハードロックサウンドをしっかり作れており、そこは満足出来ているでしょう。しかし、以前のようなシリアスな感じが全くなく、どこかコミカルな歌い方になっています。歌詞の内容もそれっぽいと思います。どこか悪魔的ですが、シリアス感が無いので、冷やかして歌っているような感じに聴こえます。以前のThe Deviantsとは違う雰囲気ですが、解散後の流れからすると、ここに行き着くのでしょう。

Eating Jello With A Heated Fork
⇒ 続きを読む

[20231110]

The Deviants
(1998/07/14)

商品詳細を見る


69年のアルバムです。ツェッペリンがデビューした年であり、サイケな雰囲気から、ハードロックへ移行しようと試みまれていますが、まだ中途半端な感じです。この路線で70年代も活動し始めましたが、Mick Farrenが脱退し、バンドは解散となりました。残されたメンバーはPink Fairiesというバンドを結成しています。

1. Billy The Monster
2. Broken Biscuits
3. First Line
4. The People's Suite
5. Ramblin B(l)ack Transit Blues
6. Death Of A Dream Machine
7. Playtime
8. Black George Does It With His Mouth
9. Junior Narco Rangers
10. People Of The City
11. Metamorphosis Exploration

このバンドの特徴はファズギターであり、ファズギターによるハードロックは迫力不足でありますが、もっと極端に歪ませればヘヴィメタになります。まだそこまでの音は作れていません。なので、まだサイケな雰囲気を残しながらのハードロックになっています。ツェッペリンという明確な手本が登場した事で、ピンク・フロイドからのハードロック路線という道筋が曖昧な感じになってしまいました。その方が個性的なスタイルになったと思いますが、すベてはツェッペリンが打ち消してしまいました。

ただ、ツェッペリンのような事を真似るには実力不足であり、それなりの演奏力がなければハードロックバンドとしては認められません、だから多くのバンドはグラムロックとして売っていく事になってしまいます。このバンドはどちらに転がっていった事でしょう。野心としてはハードロックを向いていたと思いますし、プログレにもなれたでしょう。ただ、そこまでバンドを維持出来るモチベーションは保てなかったようです。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20231109]

Disposable
(1998/07/14)

商品詳細を見る


68年のアルバムです。ベースのCord Reesが脱退してDuncan Sandersonが加入します。レコーディングはメンバー以外にも複数のゲストにより演奏されています。より内向的な精神性を強調したハードロック的な内容になっています。アートロックを飛び越えた演奏になっています。ポップな曲はまだサイケデリックな雰囲気が残っています。

1. Somewhere To Go
2. Sparrows And Wires
3. Jamies Song
4. You've Got To Hold On
5. Fire In The City
6. Let's Loot The Supermarket
7. Pappa-Oo-Mao-Mao
8. Slum Lord
9. Blind Joe McTurks Last Session
10. Normality Jam
11. Guaranteed To Bleed
12. Sidney B. Goode
13. Last Man

音楽性としてはピンク・フロイドの影響が大きいと思うのですが、ピンク・フロイドはサイケからフォーク、プログレな音楽性に進化していきます。しかし、このバンドはサイケ時代のピンク・フロイドの音楽性をより誇張したような延長線上に、ハードロックとしての形を見出しているようです。シドバレットのギターリフは、ハードロック的だし、ヘヴィメタ的な要素もあったと思います。なので、こんなバンドが存在していたとしてもおかしく無かったと思いますし、もっとこんなバンドが沢山いても良かったさえ思っています。

私も20代の頃はシドバレットのスタイルとパンクを融合したようなハードロックを作ろうとしていましたが、理想通りの曲は作れていなかったと思います。当時このバンドを知っていれば、大きなヒントになっていたと思います。それだけこのバンドには大きな可能性が沢山秘められていると思います。短命だったし、アンダーグラウンドシーンからメジャーに浮かび上がっていなかった事から、後追いで知る事にななっています。それだけに日本における情報量は少なかったのです。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20231108]

Ptooff!
(1998/07/14)

商品詳細を見る


イギリスのバンドThe Deviantsの68年のファーストアルバムです。ボーカルとピアノのシンガーソングライターMick Farrenを中心にギターとシタールのSid Bishop、ベースのCord Rees、ドラムのRussell Hunterの四人組でした。The WhoやVelvet Underground、Frank Zappa、ジャズ方面からCharles Mingusからの影響を公言していました。

1. Opening
2. I'm Coming Home
3. Child Of The Sky
4. Charlie
5. Nothing Man
6. Garbage
7. Bun
8. Deviation Street

アメリカのバンドとは違ったサイケ具合で、どちらかというとストーンズ的な雰囲気の曲になっていると思います。Mick Farrenによるとcommunity bandとして機能しており、相互関係と相互依存を大いに伴う関係のバンドだったようです。リズム面でも工夫されていて、民族音楽的な雰囲気を強調したサイケ具合で、音楽的にはアメリカのサイケシーンよりも成熟しているように感じます。

イギリスでもドラッグによる高揚感を題材にしていたと思いますが、それだけでは終わらない実験性があり、それは現代音楽的な発想も取り入れて、ピンク・フロイドのように、イギリス独特の大衆音楽も取り入れたアメリカには無いポップ感覚が入り、より複雑化した音楽性になっています。ビートルズがこじあけたロックの壁を突き破った可能性の影響は絶大であったと思います。

Opening
⇒ 続きを読む

[20231107]

This Is My Voice
(1998/07/14)

商品詳細を見る


2019年のアルバムで最後の作品になります。新メンバーによる本気の新作になります。オリジナルメンバーでリードギタリストのMark Loomisは2014年に亡くなっており、彼への敬意を込めた以前のようなサイケデリックな楽曲もありますが、まるでKISSのようなロックンロール曲もあります。オルタナを経過してきたガレージバンドの立ち振る舞いを見せてくれています。

1. Secret Rendezvous
2. Judgement Day
3. This Is My Voice
4. Trouble Every Day
5. Take A Ride
6. Talk Talk
7. Bed
8. Bombay Pipeline
9. Desolation Row
10. Can't Seem To Make You Mine
11. Til The Daylight Comes

年取ってしまった感があったDavid Aguilarもそれなりにパワフルであり、The Chocolate Watchbandの純粋な新作としての威厳を見せてくれています。David Aguilarといえばミックジャガーかぶれな歌い方でしたが、再結成してからは薄れていたミック感も復活しています。特にミックジャガーがボブディランの歌い方を真似ていた時期の歌い方を彷彿とさせます。ジミヘンもボブディランの歌い方を真似していましたので、ディランがロック界に与えた影響力も計り知れないものがあります。

60年代のガレージバンド的なスタイルも蘇らせつつも、音の作り方はオルタナっぽいという、過去には無かった要素も含まれています。しかし、最近のロックからは失われている60年代の感覚が出せているところは、その時代を生き抜いてきた証であり、そういう古い感覚も三回りぐらいして尚も新鮮であります。この再結成バンドも解散したわけでは無いので、新作が出てくる可能性が無いわけではありません。

Secret Rendezvous
⇒ 続きを読む

[20231102]

Revolutions Reinvented
(1998/07/14)

商品詳細を見る


2012年のアルバムです。過去の作品を再演したセルフカバー作品になります。ライブもこなしているのでAt the Love-In Live!というライブアルバムも出しているのですが、ライブをこなしてるうちに、新しく録音し直ししたくなったようで、新しいメンバーで以前よりも技術が進歩している環境での再演となっています。

1. Expo 2000
2. Gone And Passes By
3. Are You Gonna Be There
4. It's All Over Now Baby Blue
5. No Way Out
6. Misty Lane
7. I Ain't No Miracle Worker
8. Sitting There Standing
9. Sweet Young Thing
10. Don't Need Your Loving
11. I'm Not Like Everybody Else
12. Let's Talk About Girls
13. Inner Mystique

流石にDavid Aguilar のボーカルは衰えていますが、昔よりも上等なアンプとエフェクターを使えば、それは見違えるようなサウンドになっています。ガレージバンドらしい演奏と、サイケなエフェクトも再現、当時もそれなりに評価されていたバンドでしたが、すぐに忘れられていました。再評価されて新しいファンもつきましたが、往年のファンも魅了できるような内容になっています。

流石に新曲を作る余裕がなくて、セルフカバーしたという事情かもしれませんが、ライブ活動だけではまたすぐに忘れ去られますから、新作も出さなければなりません。そういう事情であったとしても、再結成されたバンドの実力が如実に現れており、昔ほどのマジックは無いにしろ、こうしてバンドの価値が上がるのであれば、歓迎すべき作品であります。

Expo 2000
⇒ 続きを読む

[20231101]

Get Away
(1998/07/14)

商品詳細を見る


99年のアルバムです。サイケブームやガレージバンドが再評価されていた事もあり、彼らの過去の作品がコレクターズアイテムになるなどして、このバンドも再評価されていくようになりました。そしてついに99年に再結成となりました。David Aguilarもいます、リードギターはMichael Reeseが担当。オリジナルメンバーではありませんが、ガレージバンドだった雰囲気を蘇らせています。

1. Strike The Match
2. Don't Lie About Love
3. So Screwed Up
4. I Miss Love
5. You're The One
6. Get Away
7. I'm On Fire
8. I Want You
9. When I See You
10. Hope
11. Right Coast Girl

流石にサウンドは90年代らしきサウンドでありますが、バンドサウンドはガレージバンドだった頃を彷彿とさせています。アメリカのバンドというより、マンチェスターサウンドみたいになっています。60年代の4トラックミックスとは格段に音が違いますが、その分年齢的な衰えは目立たなくなっています。これによりコンサート活動もしていきます。

David Aguilar は天文学の教授になっていましたが、再結成ブームはかなりの金額を、以前よりも儲けられるような金額が入ってきますから、やめられなくなります。なので、それほど売れてなかったバンドも再結成してみたりしていますが、さすがに売れていなかったバンドはさほど儲けなかったと思います。

⇒ 続きを読む

HOME
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ