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[20231231]

Fearless
(1998/07/14)

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71年のアルバムです。アメリカでのツアーも成功してアメリカでも売れるようになっていきます。ベースのJohn Weider が脱退して代わりに入ってきたのが後にクリムゾンに加入する事になるJohn Wettonです。ボーカルもこなすJohn Wettonの存在は大きなものでした。トラッドフォークから多彩な音楽を取り入れるようになっていますがクラシックの要素がないので、プログレという表現が難しいバンドでもありました。

1. Between Blue And Me
2. Sat'd'y Barfly
3. Larf And Sing
4. Spanish Tide
5. Save Some For Thee
6. Take Your Partners
7. Children
8. Crinkly Grin
9. Blind
10. Burning Bridges

ハードロックと呼ぶにはストレートではありません。一番類似しているのがジェスロタルです。ジェスロタルもプログレバンドと並べて評価されていないところがありました。トラッドフォーク、変拍子、シンセの導入などプログレの要素がありながらもシンフォニックな重厚性がないのです。このバンドも同じで、ハードロック的な重厚性はあるが、シンフォニックな重厚性が無いので、プログレバンドとしての仲間入りが難しい感じになっています。

ギター以外のリード楽器が沢山あるという点においてはハードロックとも呼びにくいし、それでも肝心なところでは歪んだギターが締めてくれます。この多様性は後のクィーンなどが引き継ぎますが、クィーンはハードロックと呼ばれていました。Charlie WhitneyはSGのダブルネックギターを弾きまくりますが、これはトラッドフォークを演奏するのに12弦ギターが必要になる為で、これはジミーペイジが取り入れています。この混沌さこそがロックの面白いところですが、ジャンルに収めて売り出したいレコード会社としては扱いにくいバンドではありました。

Full Album
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[20231230]

Anyway
(1998/07/14)

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70年のアルバムです。新しいラインアップによるメンバーの演奏力を伝える為に、アナログ盤におけるA面はライブ音源で、B面はスタジオ録音という、60年代後半に流行っていたやり方をとっています。なので、プログレという印象が強い楽曲ですが、トラッドフォークなアレンジがあるだけで本当はハードロックバンドなんじゃないかという印象でもあります。

1. Good News - Bad News
2. Willow Tree
3. Holding The Compass
4. Strange Band
5. Part Of The Load
6. Anyway
7. Normans
8. Lives And Ladies

英国の人はトラッドフォークをこよなく愛しており、ツェッペリンも当初はトラッドフォークバンドにするつもりが、ジョンボーナムのドラミングを見たジミーペイジがハードロックで行く事を決意。しかし、トラッドフォークな曲も書いていたので、それを少しづつ排出していき、両立させるようなところまで高めていきました。このバンドも同じような事をやっていて、クラシックの要素が少ないので、プログレと呼んでいいのかどうか迷うところです。

しかし、後輩のジェネシス、ジェスロタルがこのバンドからの影響を受けながらプログレバンドとして成功していったので、このバンドもプログレ扱いされるようになりますが、ところどころはハードロック的であります。ともかくRoger Chapmanの常にビブラートがかかった歌い方が強烈であります。唯一無二のバンドではありますが、今ひとつシングルヒットに恵まれておりません。

Good News - Bad News
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[20231230]

A Song For Me
(1998/07/14)

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70年のアルバムです。バンド自身によるプロデュースになっています。メンバー変更が行われています。ベースのRick GrechがスーパーグループBlind Faithに参加する為に脱退、代わりにJohn Weiderが加入。サックスだったJim Kingが薬物中毒となった為に脱退、代わりに参加したのがJohn "Poli" Palmerで、フルートやビブラフォンを演奏します。このメンバー変更により、最初のアメリカ進出が失敗に終わっています。

1. Drowned In Wine
2. Some Poor Soul
3. Love Is A Sleeper
4. Stop For The Traffic - Through The Heart Of Me
5. Wheels
6. Song For Sinking Lovers
7. Hey - Let It Rock
8. The Cat And The Rat
9. 93's OK J
10. A Song For Me

既にライブで演奏されていた曲もあり、Jim Kingによるサックスが入るアレンジが念頭にあった曲でしたが、John "Poli" Palmer見事にその代役をこなしています。ギターのJohn Weiderはバイオリンを演奏したりして、プログレっぽさ全開で、ようやくプログレというジャンルも認識され始めていましたし、そのプログレバンドの多く、特にジェネシスとジェスロタルなどの活躍により、このバンドの評価も上がっていきましたが、ハードロックという感じの曲もあります。

当時のバンドにはハードロックとかプログレとかいう意識は無く、どちらにも対応できるような演奏をこなしていました。ハードロックの権化のようなツェッペリンも、私はプログレバンドだと思っています。とにかく新しいロックを作っていくんだという意識がそうさせていたのだと思います。このバンドもそうです。プログレと呼ぶべきか、ハードロックと呼ぶべきか、はたまた、前作からトラッドフォークになっています。ツェッペリンもサードアルバムでトラッドフォーク色を強めていました。この混沌とした事が当時のロックを面白くしていたと思います。そして新メンバーJohn "Poli" Palmer はジャズ的な要素も取り入れてきました。

Drowned In Wine
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[20231229]

Family Entertainment
(1998/07/14)

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69年のアルバムです。プロデュースはGlyn Johnsで、Nicky Hopkinsがゲストでピアノを弾いています。Dave Masonはシタールで1曲参加しています。イギリスでのフォークロックはトラッドフォークとロック、ジャズの融合でした。ちょうどこの時期から始まるのですが、早くもトラッドフォークをベースとしたプログレッシヴロックを演奏しています。

1. The Weaver's Answer
2. Observations From A Hill
3. Hung Up Down
4. Summer '67
5. How-Hi-The-Li
6. Second Generation Woman
7. From Past Archives
8. Dim
9. Processions
10. Face In The Cloud
11. Emotions

キングクリムゾンが登場して初めてプログレッシヴロックという概念が生まれます。このバンドは少し早過ぎたのです。だからまだ形が固まっていない状況でしたが、常にビブラートがかかったボーカルを聴かせるRoger Chapmanは完全にピーターガブリエルがパクっています。そして後発のジェネシスの方が有名になっていきます。イギリスでは絶大な影響力を持っていましたが、時期が早過ぎた為、日本での知名度はかなり低過ぎます。

Trafficによるトラッドフォーク作品John Barleycorn Must Dieは70年のリリースですから、この作品に影響を受けていたと思われます。それだけこのバンドがイギリスにおける影響力が絶大だった事が分かります。1年ほど他のバンドより先を行き過ぎていたのです。なので後発のプログレバンドはクリムゾンというより、このバンドからの影響が大きかったと思います。しかし、日本においてはプログレはクリムゾンから始まったという物語を好んで、このバンドは過小評価していました。このバンド自体はまだプログレという概念を持っていなかったというのもあるかもしれません。

The Weaver's Answer
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[20231228]

Music In A Doll's House
(1998/07/14)

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イギリスのバンドFamilyの68年のファーストアルバムです。プロデュースはトラフィックのDave Masonです。既にプログレッシブロックな貫禄がある演奏をしていますが、まだプログレ誕生前なので、サイケとプログレの中間のアートロック的な扱いでした。クラシックの影響とオーケストラによるアレンジではありますが、ポップな部分があり、ブルースの影響も出しているので、プログレに成りきれていませんでしたが、既に完成されかけています。

1. The Chase
2. Mellowing Grey
3. Never Like This
4. Me My Friend
5. Variation On A Theme Of Hey Mr. Policeman
6. Winter
7. Old Songs New Songs
8. Variation On A Theme Of The Breeze
9. Hey Mr. Policeman
10. See Through Windows
11. Variation On A Theme Of My Friend
12. Peace Of Mind
13. Voyage
14. The Breeze
15. 3 X Time

メンバーはボーカルとサックスのRoger Chapmanを中心にギターのJohn "Charlie" Whitney、ベースのRic Grech、ドラムのRob Townsend、サックスのJim Kingの5人組です。ストーンズやトラフィックでもお馴染みのJimmy Millerも共同プロデュースしており、エンジニアには若きEddie Kramerが務めています。Roger Chapmanの歌い方は後のピーターガブリエルにも影響を与えていると思われます。後のプログレの多くのバンドが彼らに影響を受けていると思います。

メンバーにサックスがいるので、ジャズ、ソウルな要素もある為、まだ完全なプログレにはなれていません。まだ時代が時代なだけに、サイケ系からのハードロックバンドのようなイメージでしょうか、ともかくDave Masonが気に入ってくれて、デビューを飾る事が出来ました。ビートルズは当時2枚組のホワイトアルバムをDoll's Houseにする予定でしたが、このアルバムが先にリリースされた事により、アルバムタイトルがないホワイトアルバムとしてリリースされました。そうした時代に深く関わっていたバンドでした。

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[20231227]

Dancing In The Universe
(1998/07/14)

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2023年のアルバムで、現在までの最新作になります。Tuli Kupferbergが亡くなった事でバンドの存続が危ぶまれましたが、Ed Sanders がいる限りバンドは継続出来るようです。元々いた3人の詩人が二人になり、一人になったに過ぎません。一人でも歌詞を書ければバンドは存続していくのです。素晴らしい創作意欲だと思います。生涯現役でいられるってとても素晴らしい事です。

1. Dancing In The Universe
2. God Bless Johnny Cash
3. Love Forever
4. I Want To Be Healed
5. Protest And Survive
6. The Birds
7. The Rock And Roll Hall Of Fame
8. Where Have All The Commies Gone?
9. Sappho's "Brother's Poem"
10. Armaments Fair
11. We Are Living In End Times
12. Tribute To Frank O'Hara
13. Song for Emma Goldman

今回は社会的な風刺というより、これまで影響を受けてきたミュージシャンや作詞家、同世代のバンドなどへのトリビュートな内容になっています。バンドメンバーはこれまでと同じでTuli Kupferberg がいないだけの四人組になっています。曲調はフォークロックスタイルが多いです。動画を見るとEd Sandersがアコースティックギターで弾き語りで歌っています。Ed Sanders がいれば安泰なのかもしれません。

四人になってもこれからも活動は続いていくみたいです。それだけ、まだまだアイデアに溢れた内容になっています。惰性で活動しているのとは違います。書きたい事があるから書く、やりたい音楽があるから演奏する。商業的な思惑に左右されなければ、基本的に、この初期衝動だけで音楽は作れるのです。それをどこまで高めていくのかはそれぞれのモチベーションによるでしょう。今後も、この伝説のバンドは伝説を続けていくのでしょう。

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[20231226]

Be Free (Final CD Part 2)
(1998/07/14)

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2010年の作品です。前作から7年のインターバルがありますが、今作にはFinal CD Part 2のサブタイトルが付けられています。いよいよもう最後なのかとの覚悟でしょう。実際この年に詩人の一人であるTuli Kupferbergが腎不全と敗血症で亡くなっています。もうThe Fugsも終わりだと誰もが思ったと思いますが。Tuli Kupferberg抜きでもバンドは継続していきます。

1. Be Free
2. Backward Jewish Soildiers
3. My Darling Magnolia Tree
4. Goofitude
5. This Is A Hit Song
6. The Laughing Song
7. Hungry Blues
8. Loose Peach Gown
9. Bartleby The Scrivener
10. ImGrat
11. The CIA Made Me Sing Off-Key
12. The British Journalist
13. I Am An Artist For Art's Sake
14. Greenwich Village Of My Dreams

この作品の凄いところは音楽です。これまでは詩が第一で、音楽はパロディー的なところがありました。今作でもパロディーっぽさはあるのですが、そのポップ感覚が10ccやXTCのようなセンスに溢れており、ブリットポップ的な音楽性と彼らの詩が結合した、晩年にきての最高傑作が完成しております。音楽的にもバンドとして申し分のない完成度であります。

ロックンロールやラテン、オールディーズ、様々なポップセンスがブリットポップ並みのセンスで作られています。歌詞云々の前に音楽がつまらなければ誰も聴かない訳で、音楽だけでも唸らせるだけの仕上がりになっています。バンドはより充実してきていると思いますが、Tuli Kupferbergの死は大きな誤算だったと思います。しかしEd Sanders は一人でも歌詞を書き続けていくのでありました。

Be Free
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[20231225]

The Fugs Final CD (Part 1)
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。最後のCDと銘打っていますが、後にパート2が出るので、こちらはパート1となっています。前作から6年経っていますが、メンバーはほぼ同じです。フォークロック系が多くなっていますが、ポップな曲もあり、ビートルズやジョンとヨーコを題材にしたりしています。彼らの変わらないメッセージは反戦ですが、いつの時代になってもこのメッセージは必要になっています。

1. Burn, Bridges, Burn
2. Try To Be Joyful
3. Government Surveillance Yodel
4. Septuagenarian In Love
5. Where Is My Wandering Jew?
6. Miriam
7. I Will Be A Shadow
8. A Western Ballad
9. Ultimate Things
10. Advice From The Fugs
11. I've Been Working For The Landlord
12. Go Down, Congress
13. Perpitude
14. A Short History Of The Human Race
15. Is
16. Chameleon
17. A Poem By Charles Bukowski
18. Luke Was A Physician And A Saint

もうミュージカルな手法は何度も使えないと思ったのか、普通にフォークロックな曲が多いです。ロックのような激しい表現はやめて、本来の彼らの音楽性はフォークロックから始まっていますから、原点に戻って最後のCDとしたのでしょう。しかし、戦争はいつの時代になってもありますから、彼らの活動はずっと続いていきます。

なのある作詞家がバンドを持ったというThe Fugsですから、詩を書かなくなるまでこのバンドは続くようです。コアなファンに支えられて、ライブ活動は続けており、彼らにとってはライブは抗議運動に近い活動になっていると思います。替え歌のようなパロディー精神もあり、いつまでも若々しい発想を持っています。音楽的には新しい事はやっていませんが、いつものThe Fugsがここにあります。

Final CD Part 1
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[20231224]

Star Peace - A Musical Drama In Three Acts
(1998/07/14)

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87年のアルバムです。前作でもやっていましたが、ミュージカル形式での表現のみで作ったコンセプトアルバムになっています。アメリカ及びアメリカ大統領に向けたメッセージが満載で、特にオペラ的な表現も含まれます。それをロック的に展開するのでプログレみたいにもなっています。かなり壮大なスケールの2枚組作品になっています。

Act I, Scene I
1. Mr. President, This Is The Greatest Hour
2. Dazzle The Sky
3. The Wagon Trains
4. This Evil Empire
5. Go For It!
6. La Trahison Des Journalistes
7. The Prayer
8. Hymn To America
Act I, Scene II
9. Rose Petals Veiled In Smoke
10. The President's In My Pocket
Act I, Scene III
11. Technology Is Going To Set Us Free
12. There's A Dim Bulb Burning - The Pax Coeli Americana - Slapping Leather In Strange, Strange Skies
Act I, Scene III (Continued)
13. The Greed Spasm
14. The Battle In The Sky
15. I See Isis
Act II, Scene I
16. Da Vinci Once Thought Of A Secret Weapon
17. A Nuke-Free World
18. I Believe In Destiny
Act II, Scene II
19. The Threat The Threat
20. How Much Do You Really Know About Those Whom You Hate?
21. The Metastasis
22. The Peer Jeer
Act II, Scene II (Continued)
23. He Was Such A Scientist
Act II, Scene III
24. Protest And Survive
25. World Wide Green
26. Till The Wormwood Fall From The Sky No More
Act III, Scene I
27. The Rapture Song
28. The Sharing Mind
29. Talking In Nuke-Tongues
30. The Light From Plymouth Rock
Act III, Scene II
31. Liberty Not War
32. The Secret Agenda
Act III, Scene III
33. She Must Die
34. The Terrible Things
Act III, Scene IV
35. A Death In The Mountains
36. Oh, The Pain
37. Do Not Mourn For Me

彼の歌詞の世界も戯曲的に表現した方が面白いと気づいたのでしょうか、ミュージカル、もしくはロックオペラな内容になっています。演劇的な表現にする事で、メッセージ色の強い内容も例え話みたいに表現する事が出来るので、ストレートに表現するより芸術性が増してきます。まだ冷戦下の世情でありますから、彼らにとって題材は沢山あるのでした。

時に80年代らしいサンプリングを使った打ち込みも使っています。ありとあらゆる音楽性も彼らにとっては手段のひとつに過ぎません。なんでも使います。なので、このミュージカル、オペラのような形式が具合が良いようです。クィーンほど洗練されていませんが、フランクザッパほど下品ではありません。これほど特異存在なのに、当時はほとんど話題にもなっていませんでした。

Full Album
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[20231224]

No More Slavery
(1998/07/14)

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86年のアルバムです。84年にTuli KupferbergとEd Sandersの2人によって再結成されました。他のメンバーは若いプレイヤーが選ばれました、ギターとボーカル、シンセサイザーのSteven Taylor、ベースとシンセのCoby Batty、ドラム、シンセ、フルートのScott Petitoの5人組になりました。流石に80年代ですから音がいいですね。しかし、80年代サウンドにはなっていません。そこが好感が持てます。

1. No More Slavery
2. Cold War
3. Dreams Of Sexual Perfection
I. Gratified Desire
II. Emily Dickenson
III. Party Party Party
IV. The Golden Bard Retirement Home
V. Lithe Lydia
VI. Healing River
VII. Chaos, Earth And Eros
4. South Africa
5. Dover Beach
6. The Smoking Gun
7. Working For The Yankee Dollar
8. Just Like A Jail
9. Here Come The Levellers
10. What Would Tom Paine Do?

シンセサイザーが入っていたり、各楽器の音も粒立ちがよく、歌も小さい声で歌っていても力強く聴こえます。なのに、やっている事はほとんど昔のまんまです。フォークロック、ロックンロール、ポップス。若いメンバーが加わっているのに、昔のような曲調を演奏させています。その中でのシンセサイザーの使用です。昔のように組曲のような構成はまるでミュージカルを聴かされているようです。

Tuli KupferbergとEd Sandersのアイデアによるものが大きいのですが、そのおかげで80年代サウンドにしていないという、それでもこんなにモダンな音が作れるというユニークな内容になっています。メンバー全員が歌えるので、全員によるコーラスワークも武器にしています。レゲエなどもありますが、70年代から音楽性の認識が止まっているようです。しかし、言いたい事は言いたい放題に歌詞に詰め込んでいます。The Fugsとして見事に復活しています。

No More Slavery
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[20231223]

The Belle Of Avenue A
(1998/07/14)

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69年のアルバムです。カントリーロックやフォークロックなど、よりシンプルな音楽性により、親しみやすさも増えていますが、バンド自体は度重なる警察とFBIの捜査にうんざりして、この後バンドは解散となります。アンダーグラウンドシーンから初めてメジャーシーンに飛び出してきたバンドということもありますが、80年代のインディーズブームが始まるまで、アンダーグラウンドシーンは埋もれたままになっていきます。

1. Bum's Song
2. Dust Devil
3. Chicago
4. Four Minutes To Twelve
5. Mr. Mack
6. Belle Of Avenue A
7. Queen Of The Nile
8. Flower Children
9. Yodeling Yippie
10. Children Of The Dream

70年代もある意味商業ロックの始まりでもありました。特にアメリカにおいてはレコード会社の権力は強く、パンクが登場するまでは上の言いなりだったと思います。なので、自由に表現出来たThe Fugsは伝説となっていきます。当時のアメリカはカントリーロック、フォークロックが全盛期になり、より洗練されたカントリーミュージックが登場してきます。なので、ここでカントリーを題材に扱ったThe Fugsの選択は問題なかったと思います。このバンド、結構音楽的にもセンスの良さがありました。

歌詞先行型なのに、きちんと歌詞が乗りやすいフレーズを作って歌っていますので、字余りも少なめです。言葉自体にも抑揚があるというか、言葉自体にメロディーがあると思います。なので、その言葉に適した旋律をつけるのが最適ではありますが、2番になると言葉が違ってくるので、どちらも最適にするのは難しいという問題があります。なので、旋律を作ってから言葉を載せるのが一番やり易いと思いますが、詩人が3人もいるこのバンドは歌詞先行型になっています。それでもかなり自然に歌えるように作曲している手腕はたいしたものであります。

Bum's Song
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[20231223]

It Crawled Into My Hand, Honest
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。ロックンロールだけではなく、リズムアンドブルース、アメリカンポップス、ワルツ、讃美歌など、ありとあらゆるスタイルの音楽により、よりポップに親しみやすく彼らの詩の世界が展開されていきます。この発想は明らかにサージェントペッパーの影響があると思いいます。ポップであればなんでもやっていいんだと言う革命的な発想です。その原点はフランクザッパだったりしますが、このバンドはどちらかと言うとフランクザッパに近いかもしれませんが、アヴァンギャルドではありません。

1. Crystal Liaison
2. Ramses II Is Dead, My Love
3. Burial Waltz
4. Wide Wide River
5. Life Is Strange
6. Johnny Pissoff Meets The Red Angel
7. Marijuana
8. Leprechaun
9. When The Mode Of The Music Changes
10. Whimpers From The Jello
11. The Divine Toe (Part I)
12. We're Both Dead Now, Alice
13. Life Is Funny
14. Grope Need (Part I)
15. Tuli, Visited By The Ghost Of Plotinus
16. More Grope Need (Grope Need - Part II)
17. Robinson Crusoe
18. Claude Pelieu And J. J. Lebel Discuss The Early Verlaine Bread Crust Fragments
19. The National Haiku Contest
20. The Divine Toe (Part II)
21. Irene

21曲もありますが、短い曲ばかりなので1枚組です。バンドメンバーも変化があるというのも影響していますが、ロックだけに拘らないスタイルがコラージュ的に並べられています。これは明らかにサージェントペッパー以降の音楽性だと思います。それまでロックバンドが非ロックな音楽をやる必要は無かったのですから、それが許されるようになったのはサージェントペッパーの影響力によるものです。

そして、ロック以外の音楽性が彼らの詩の表現をより具現化する助けとなっています。なのでこの曲数なのでしょう。ロックやフォークだけでは限られたイメージに偏ってしまいますから、無敵のサンプラーを手に入れたような感覚だったと思います。オーケストラやジャズバンドなど、バンド以外の演奏も多用しています。イメージだけ伝えればどんなアレンジでも叶えてくれるスタッフ。もうやりたい放題です。

Crystal Liaison
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[20231222]

Tenderness Junction
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。こちらは正規版なので、ロック色が強目に出ています。バンドメンバーも補修されて、より強力なロック演奏を実現しています。サイケ時代のブルースロック的な演奏とポップな演奏、彼らにとっては歌詞を乗せられればいいので、それに適したロックスタイルの曲が選ばれ、まるで替え歌のように言葉回しも音楽フレーズにしっかり収まる音楽的なセンスも持ち合わせています。

1. Turn On / Tune In / Drop Out
2. Knock Knock
3. The Garden Is Open
4. Wet Dream
5. Hare Krishna
6. Exorcising The Evil Spirits From The Pentagon October 21, 1967
7. War Song
8. Dover Beach
9. Fingers Of The Sun
10. Aphrodite Mass
a. Litany Of The Street Grope
b. Genuflection At The Temple Of Squack
c. Petals In The Sea
d. Sappho's Hymn To Aphrodite
e. Homage To Throb Thrills

反戦行動をした抗議そのものを使ったExorcising The Evil Spirits From The Pentagon October 21, 1967など、実験的な試みも行っています。そうした政治的な発言もあり、性的な表現もあからさまなので、検閲的にも厳しい状況で、Atlantic Recordsが躊躇していたところ、Repriseの社長は彼らの作品を無修正でリリースする決意をしてくれたおかげで、このような歴史的なバンドの作品を私達は聴く事が出来ます。

現代音楽的な発想もありますが、音楽的には難しくしないで、ポップに聴いてもらう事を心がけており、そこhかビートルズ的な発想になっていると思います。ビートルズの何が偉大だったかと言うと、前衛芸術化のオノヨーコから言わせると、ポップで誰からも親しめる音楽で伝えるべき事を伝えている点だと言います。難しい事を難しく表現する事は意外と簡単な事で、シンプルに分かりやすく噛み砕いて表現する事が難しいのです。それでも普通の音楽に比べると前衛的に聴こえてしまう内容になっています。

Turn On / Tune In / Drop Out
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[20231221]

Virgin Fugs
(1998/07/14)

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67年のアルバムです。ファーストアルバムのレコーディングのアウトテイクが集められて、メンバーの許可なしにリリースされており、メンバーからは海賊版扱いされている作品です。録音内容から、本当に彼らの処女作のように一番初期の頃の作品のようです。なので、アンダーグラウンド色がかなり強めの内容になっています。

1. We're The Fugs
2. New Amphetamine Shriek
3. Saran Wrap
4. The Ten Commandments
5. Hallucination Horrors
6. I Command The House Of The Devil
7. C.I.A. Man
8. Coca Cola Douche
9. My Bed Is Getting Crowded
10. Caca Rocka
11. I Saw The Best Minds Of My Generation Rot

前作ではロック色が出ていましたが、再びフォークロック調になっていると思ったら、ファーストと同じ時期の録音であり、かなりアンダーグラウンドはアヴァンギャルド感強目のフォークロックになっています。アコースティックバージョンのフランクザッパみたいな感じです。この内容だったら歌詞以上に音楽性においても過激なバンドだったと認識されておりましたが、そうなると歌詞の注目度が薄くなるので、音楽面ではオーソドックスなスタイルをとるようになっていきます。

歌詞以上に音楽性も高く評価できる内容になっていますが、それは彼らにとっては不本意な事だったようです。曲はポップにして歌詞に集中させると言う手法をとっていきます。しかし、彼らのようなバンドの曲を聴く人がそれほどシンプルな人でしょうか。こちらの過激な音楽性を加えてもしっかり理解出来る人達だと思います。そして、その方が後々の評価は高くなっていたと思いますので、この作品が意味するところはとても重要なポイントになっていると思います。

Full album
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[20231220]

The Fugs
(1998/07/14)

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66年のアルバムです。ロックンロール系のポップな曲の中で言いたい事を言うようにしています。あまりにも言葉を全面に出してしまうと重くなるので、そこは調整をとっているようですが、かなり過激な事を言っているのでFBIに目をつけられるようになってきます。アメリカとしてはベトナム戦争を正当化したいのに、どこからか実際の映像が流れて、国民は戦争反対の声をあげ出したからです。

1. Frenzy
2. I Want To Know
3. Skin Flowers
4. Group Grope
5. Coming Down
6. Dirty Old Man
7. Kill For Peace
8. Morning, Morning
9. Doin' All Right
10. Virgin Forest

よく知られる曲のパロディーみたいなポップな曲に乗せて、政治色の強い、社会的な問題を投げかけています。プロテストソングなんてありますが、よりもっと具体的な声明を発するような歌詞になっています。なんと言っても世界的に有名な作詞家が3人もいるバンドなので、かなり珍しい存在感となっています。

過激な歌詞ながらKill For PeaceやMorning, Morningがシングルヒットしていきます。売れれば売れるほど、人気が出れば出るほど目をつけられます。自由の国アメリカのはずなのに、反戦運動などの集会は好ましくなく思っているのです。第二次世界大戦に勝った事で、原爆を落とした事で、アメリカは世界一の立場になろうとしていたので、ベトナム戦争も成功させたかったのですが、泥沼化していきます。そこで生まれたのがラブアンドピースのムーヴメントです。

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[20231219]

The Fugs First Album
(1998/07/14)

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アメリカのバンドThe Fugsの65年のファーストアルバムです。当初The Village Fugsと名乗っていましたが、後に短縮してThe Fugsとなります。3人の詩人からなるバンドで、ボーカルを務めるEd Sanders とパーカッションとボーカルのTuli Kupferberg は既に名のある詩人でありました。そこにドラムを担当するKen Weaver が加わり、3人の詩人による社会派のフォークロックバンドとなります。

1. Slum Goddess
2. Ah! Sunflower, Weary Of Time
3. Supergirl
4. Swinburne Stomp
5. I Couldn't Get High
6. How Sweet I Roamed From Field To Field
7. Seize The Day
8. My Baby Done Left Me
9. Boobs A Lot
10. Nothing

メンバーは他にギターのSteve Weber、フィドルとハーモニカのPeter Stampfel 、ベースがJohn AndersonでVinny Leary はベースもギターも演奏します。この7人組としてデビューしました。東海岸、ニューヨークの出身で、アンダーグラウンドシーンから初めて出てきたバンドだと言われています。公民権運動、反核運動、ベトナム戦争反戦運動の集会に数多く参加していたので、FBIから目をつけられていました。

当初はThe Village Fugs Sing Ballads of Contemporary Protest, Point of Views, and General Dissatisfactionとしてリリースされていましたが、66年にThe Fugsのファーストアルバムとして再リリースされました。やはり歌詞が多めのフォークロックになっています。これが後のフラワームーヴメントとの流れに乗り、彼らの活動の場も広がっていきます。

Full Album
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[20231218]

Gulf Coast Bound
(1998/07/14)

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70年のアルバムで最後の作品になります。後に再結成しますが、昔の曲を再演するにとどまり、バンドはここで解散となります。多少メンバー変更も行われていますが、前作のファンキーな感じを引き継いで、リズム&ブルースとロックの融合を追求しています。前作はほとんどカバー曲でしたが、今作ではオリジナル曲でやりたい音楽を極めています。

1. Gulf Coast Bound
2. Slow Down Sundown
3. Can't Get Enough Of You
4. Magoo's Blues
5. Tonight The Sky's About To Cry
6. Sea Breeze Express

70年代になるとニューソウルが興りソウルミュージックも大きく影響を及ぼすようになりますが、いち早く、それら黒人音楽に敏感に接近した内容になっています。ストーンズもそうですが、もうビートルズという時代を牽引する存在がなくなり、自分達のスタイルを模索する中で、一番注目するのは黒人音楽であり、ブルースやリズム&ブルースからの影響はありましたが、ファンクやニューソウルという新しい分野も自分達の糧としていきます。後にレゲエも登場していきます。

ともかくスリーコードが共通点になってくるでしょうか、ファンクに至ってはワンコードを基本とします。それらはロックの新しい武器となっていきます。後にレゲエ、ヒップホップと、黒人音楽の影響は常に受けています。ロックそのものは黒人音楽ありきであり、ヘヴィメタ、プログレになってヨーロッパ色にこだわりますが、サイケの時代が終わって、こうした流れはカントリーロック、フォークロックと共に南部の音楽を取り入れたサザンロックとして発展していきます。なので、Blues Magoosはとても最先端の音楽に着色していたにもかかわらず、レコードは売れなくなり、やがてバンドは解散となり、一発屋のままで人々の記憶に薄く残るだけとなりました。

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[20231217]

Never Goin' Back To Georgia
(1998/07/14)

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69年のアルバムです。もう完全にサイケデリックは卒業してブルースロックというか、リズム&ブルースなスタイルにまってレイドバックしております。オープニングのプレスリーのHeartbreak Hotelのカバーも6拍子のリズム&ブルースにアレンジしており、めっちゃくちゃかっこいいです。ジョーコッカーのウィズアリトルヘルプみたいです。ホーンアレンジもお見事。

1. Heartbreak Hotel
2. Heart Attack
3. The Hunter
4. Feelin' Time (I Can Feel It)
5. Gettin' Off
6. Never Goin' Back To Georgia (El Pito)
7. Broke Down Piece Of Man
8. Nobody Knows You When You're Down And Out
9. Georgia Breakdown

フリーでお馴染みのThe Hunterもブルースロックなのですが、やたら演奏がファンキーなので、新しい時代への適応感が強いです。ハードロック前のビッグブルースっぽい感じもありますが、南部、サザンなファンキーさが加わっていてリズム&ブルースになっているところがかっこいいのです。ストーンズはこの路線で成功しましたが、このバンドも同様に評価されるべきですが、どうしてもサイケバンドとしてのイメージが強過ぎて正当な評価を受けていません。

今回ほぼカバー曲なのですが、原曲通りではなく、新しいこのバンドのコンセプトが見事に反映したアレンジに仕上がっています。なので、それがどれほどかっこいいもに仕上がったのかは明確になっていると思います。このかっこよさがわからないというのは味覚障害にも程があります。この演奏力、表現力、どれをとっても超一流のバンドでしかありません。

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[20231217]

Basic Blues Magoos
(1998/07/14)

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68年のアルバムです。自分たちでプロデュースするようになり、前作ではエフェクティヴな効果にこだわって曲が疎かになっていたので、原点に戻ろうとしてる内容になります。なので、曲はポップで素晴らしい内容になっています。サイケデリックな雰囲気も残っていますが、ファンはもっとサイケ色の強い作品を期待していたようで、ファンが求めている内容とは違うと売上は伸びませんでした。

1. Sybil Green (Of The In Between)
2. I Can Hear The Grass Grow
3. All The Better To See You With
4. Yellow Rose
5. I Wanna Be There
6. I Can Move A Mountain
7. President's Council On Psychedelic Fitness
8. Scarecrow's Love Affair
9. There She Goes
10. Accidental Meditation
11. You're Getting Old
12. Subliminal Sonic Laxative
13. Chicken Wire Lady

この時期にサイケデリックの熱から覚めて原点に戻ろうとしていたのはビートルズくらいなもので、このバンドの反応もかなり敏感な対応だったと思います。時代は明らかにサイケの終焉を迎えようとしていましたが、人々はまだラリっていたのです。今聴き返せば、この作品がどれほどポップでよく練り込まれた作品なのか、再評価出来ると思います。ヒット性の曲も沢山あります。

しかし、シングルヒットは全く出ず、アルバムも売れなくなってきました。いよいよ一発屋の様相が定まってきました。今回はカバー曲はthe MoveのI Can Hear the Grass Growくらいで、彼らは英国のバンドが好きみたいです。なので私にとっては西海岸のバンドよりも親しみやすい感じがします。ファーストアルバムよりも出来栄えはいいと思いますが、何故これが売れないのか、不思議な世界であります。

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[20231216]

Electric Comic Book
(1998/07/14)

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67年のアルバムです。前作よりもサイケデリック感が増しています。その分ヒット性の曲が少なくなり、シングルヒットが出ていません。一発屋の汚名をこれでかぶる事になります。しかし、バンドとしてはここからどんどん創造性が増していきます。GloriaはイギリスのバンドThemのカバーです。イギリスのバンドをカバーするというのもアメリカのバンドでは珍しいと思います。

1. Pipe Dream
2. There's A Chance We Can Make It
3. Life Is Just A Cher O'Bowlies
4. Gloria
5. Intermission
6. Albert Common Is Dead
7. Summer Is The Man
8. Baby, I Want You
9. Let's Get Together
10. Take My Love
11. Rush Hour
12. That's All Folks

本来はガレージバンドでありましたが、時代の流れから、前作のアルバムタイトルにはサイケデリックという言葉を使っていましたが、音楽的にはそこまでサイケデリックではありませんでした。そこで、このアルバムではサイケデリックな雰囲気の曲を多めに書いています。それは戦略的にアルバムはヒットさせましたが、シングルヒットが出せない状況になりました。凝り過ぎちゃうとシングルとして売れないのです。このジレンマは現在のバンドにも思い当たると思います。

当時の日本ではグループサウンズが流行り出していましたが、その感じに似ていますね。グループサウンズはこの辺のアメリカのバンドだったり、キンクスをカバーしていました。ビートルズじゃないんですよね。何故か分かりませんが、もろビートルズをカバーしたのはチューリップだけで、もろカバーするのは恐れ多かったのか、こういう副産物なサウンドをカバーしがちでした。とても日本的な雰囲気のある作品になっていると思います。

Pipe Dream
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[20231216]

Psychedelic Lollipop
(1998/07/14)

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アメリカのバンドBlues Magoosの66年のファーストアルバムです。アルバムタイトルにPsychedelicという言葉が最初に使われた作品だと言われています。西海岸がサイケのメッカでしたが、彼らは東側、ニューヨークの出身です。なのでガレージバンド色が強く後のハードロックに多大な影響を与えています。しかも当時の彼らはまだ10代でした。

1. (We Ain't Got) Nothin' Yet
2. Love Seems Doomed
3. Tobacco Road
4. Queen Of My Nights
5. I'll Go Crazy
6. Gotta Get Away
7. Sometimes I Think About
8. One By One
9. Worried Life Blues
10. She's Coming Home

メンバーはキーボードとボーカルのRalph Scala、ギターがEmil “Peppy” TheilhelmとMike Esposito、ベースがRon Gilbert、ドラムのGeoff Dakingの5人組です。シングルの (We Ain't Got) Nothin' Yetが大ヒットして彼らの最大の代表曲となりました。この曲を聴けば、これをパクったバンドがあるのを思い浮かべられると思います。ディープパープルのブラックナイトはこのリフをまるパクリです。だけど盗作騒動にはなっていません。続くLove Seems Doomedのコード進行もレッドツェッペリンがファーストアルバムでパクっています。ジミーペイジはパクリの天才ですから、まー元ネタが見つかったという感じでしょうか、つまり、ハードロックバンドとなっていくバンドがこのバンドを強く参考にしていた事が分かります。

カバー曲ではTobacco RoadやジェイムスブラウンのI'll Go Crazyなど、なかなか渋い選曲になっていて、サイケというより、ハードロックの元ネタになっていた要因が顕著です。(We Ain't Got) Nothin' Yetのヒットで、それだけの一発屋みたいな印象でありますが、当時ギタリストのEmil “Peppy” Theilhelmはまだ16歳でした。かなり早熟なギターテクニックを持っていると思います。そして多くのハードロックのアイデアの元になっているという影響力は計り知れないと思います。

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[20231215]

Screwed Up
(1998/07/14)

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2023年のアルバムで現在までの最新作になります。Larry WallisもDuncan SandersonもTim Rundallも亡くなっているので、もう再結成は無いのだと思っていましたが、Paul Rudolphが残っておりました。前作も彼が新作を出していましたが、その時のメンバーと新しいゲストを加えて5年ぶりの新作となりました。まだまだこれはやる気のようです。

1. SCREWED UP
2. DIGITAL SIN
3. WHATCHAGONNADO
4. HASSAN I SAHBA
5. DREAMZZZ
6. IT CAME FROM ZETA-77073
7. PUNKY
8. WE CAN’T GET ANY CLOSER
9. BIG PINK CHOPPER
10. WAYWARD SON
11. IN THE ETHER

前作と同じメンバーなので、前作同様Motörheadっぽいスタイルになっています。どんどん歳はとっていますが、このスタイルは全然かっこいいので、まだまだ現役が続きそうです。今年はストーンズもビートルズも新作を出しました。多くのミュージシャンも亡くなりましたが、まだ元気な人たちがいます。まさかThe Pink Fairies もその中に名を連ねるとは。

曲を作るモチベーションも若いものに負けておりません。ゲストにyいおるシンセやバイオリンなど、音に厚みもつけて、曲に対するイマジネーションも衰えていません。衰えているどころか、より活き活きしています。これは次回作も期待出来るのでは無いでしょうか、笑いなしのロックだって作れるのだというPaul RudolphこそがThe Pink Fairies であります。彼がいる限りThe Pink Fairiesは不滅であります。

Screwed Up
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[20231214]

Resident Reptiles
(1998/07/14)

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2018年のアルバムです。今度はPaul Rudolph側の作品になります。なかなかみんなで一緒にとはならないですね。今回はTwink は参加しておらず、元HawkwindのベーシストAlan Davey、MotörheadのドラマーLucas Foxによるトリオ編成での演奏になっています。Hawkwindファミリー系との関係性が深いようです。

1. Resident Reptile
2. Old Enuff To Know Better
3. Your Cover Is Blown
4. Mirage
5. Lone Wolf
6. Whipping Boy
7. Monkey Chatter
8. Apologize

今回はあまり冗談っぽい感じにはしておらず、Motörhead系の疾走ロックンロールになっています。真面目な曲をやってもPaul Rudolphの性格上生真面目な感じにはならないので、もう一方のThe Pink Fairies 再結成組よりも面白みがあります。完全にこちら側の方が再結成したバンドとしては楽しめます。

Motörheadの人気は相変わらず高いので、それに近い感じの演奏をこなせれば、それはもう大満足でありましょう。Paul Rudolphのギタリストとしての腕前も存分に楽しめますし、歌も冗談名た歌い方じゃなくても魅力的です。シリアスな歌にもユーモアが無いと面白く無いのであります。完全にこちら側のThe Pink Fairies がかっこいいです。

Resident Reptile
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[20231213]

Naked Radio
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。こちらはドラムのRussell HunterとベースのDuncan Sandersonによる再結成組です。こちはお笑いは無しで、真面目にロックしています。他のメンバーは一新しており、ギターとボーカルはAndy Colquhoun、キーボードとバックコーラスは女性のJaki Windmillとなっており、普通にブルースロックって感じです。

1. Golden Bud
2. The Hills Are Burnin'
3. Runnin' Outta Road
4. When The Movie's All Thru'
5. I Walk Away
6. You Lied To Me
7. Midnite Crisis
8. Stopped At The Border
9. Spellbound
10. Down To The Wire
11. Skeleton Army
12. Mick
13. Naked Radio
14. Deal Deal

このメンバーでもThe Pink Fairiesを名乗っていますが、再結成ブームによって、昔のバンド名でコンサートを開けばお金が稼げるからしょうがないです。そして新作も出してくれるならファンにはありがたい事です。何も新しい事はやっていませんし、過去の栄光にもすがっていません。ただ昔のバンド名を使用しているだけです。

アンダーグラウンドのバンドがライブをこなす為に結成したバンドという感じで、ギターのAndy Colquhounのギターは至って普通で、ボーカルも上手い感じでもありません。新しいメンバーもそれなりに年寄りで、年寄りが集まったバンドという感じで、このバンドの存在意義などはどこ吹く風で、彼らが楽しくライブが出来るなら、それが何よりです。

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[20231212]

No Picture
(1998/07/14)

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97年のアルバムです。Paul RudolphとTwinkのコンビシリーズ第二弾です。Paul Rudolphが作る曲はThe Pink Fairiesらしく冗談めいています。これがオリジナルのThe Pink Fairiesらしい感じですから、誰も文句が言えません。歌詞も同じ言葉を連発するという力づくで笑わせようとする西洋人的な笑わせ方です。

1. People Helping People
2. Love Punks
3. No Picture
4. You've Got A Problem
5. Going Down To The City
6. '67
7. Rokon

Twinkがいるので、生ドラムのダイナミックなサウンドは出せます。ギターもPaul Rudolphは普通にテクニシャンですから、生バンドっぽいサウンドは出せます。ベースもPaul Rudolphが演奏しているので、生っぽいですが、しかし、その生バンド的なサウンドを邪魔するような、サンプリング素材を平気で挿入してくるところがコミックバンド的な面目躍如となっています。

普通にシリアスなロックを演奏するだけの演奏力は持っているのに、それが出来ない性分と言いますか、そもそもThe Pink Fairiesが真面目なロックをやっても似合わないのです。しかし、このサンプラーのサウンドは80年代っぽい感じで、90年代にこんな使い方する人はいなかったと思います。その辺はわざとなのか、センスがないのか、よく分かりませんが、お笑いと言ってもさほど面白いものでもないというところがこのバンドを有名にしきれていないところかもしれません。

People Helping People
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[20231211]

Pleasure Island
(1998/07/14)

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96年のアルバムです。今度はオリジナルメンバーのPaul RudolphとドラムのTwinkとのコラボレーションによる再結成となっています。このバンドがコミカルな部分だったところを担当していたPaul Rudolphの復帰は、The Pink Fairiesの辺竹林な部分が復活する事になっています。このThe Pink FairiesらしさってPaul Rudolphじゃないと作れないんですよね。

Part One: Matey Ho (The Pleasure)
1. As Above So Below
2. Eccleston Chambers
3. We Run We Hide
4. The Man With The Golden Gun
Part Two: Jim Lad (The Island)
5. Jungle Drums
6. Cargoe In Jamaica

ハードロックっぽい曲もあるのですが、いきなりサンプリングによるプログラミングによるアレンジで歌ったり、一辺倒にならないのもPaul Rudolphらしいところです。完全に二人だけでの演奏で、二人ともボーカルも出来ますし、ベースはPaul Rudolphが演奏しているようです。後はサンプリングによるプログラミングという、DTMも活用するようになっています。

プログラミングにあわせて演奏しているので、窮屈そうな演奏になっていますが、そこがまたThe Pink Fairiesらしくて、微妙に笑えるところになっています。最後の30分以上もあるCargoe In Jamaicaでは民族音楽的なサイケ感もあるプログラミングになっていて、Larry Wallisには作れない世界観があります。他のメンバーの参加がありませんので、仲違いしているのでしょうか。

As Above So Below
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[20231210]

Kill 'Em & Eat 'Em
(1998/07/14)

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87年のアルバムです。80年代になって再結成したThe Pink FairiesにDemon Recordsから新作のレコーディングのオファーがかかり、久しぶりの新作になりました。ドラムのRussell Hunter とベースのDuncan Sandersonは不動ですが、ドラムとボーカルのTwinkが復帰、ギターはLarry Wallis の他にAndy Colquhoun が加わっています。

1. Broken Statue
2. Fear Of Love
3. Undercover Of Confusion
4. Waiting For The Ice Cream To Melt
5. Taking LSD
6. White Girls On Amphetamine
7. Seeing Double
8. Fool About You
9. Bad Attitude
10. I Might Be Lying

メンバーに変化があり、ボーカルも代わっているので、ポップなアメリカンハードロックのような雰囲気になっています。80年代はHR/HVが流行っていましたが、ハードロック方面には行かずに、ポップでメロウなアレンジのロックになっています。年齢を重ねた熟練度を見せているのか、歌詞は以前のとぼけた感じに戻っているようですが、コミカルな雰囲気はありません。

再結成してライブを重ねるなら、新作があった方が話題にもなります。ハード過ぎず、重過ぎず軽快なロックンロール、この軽い感じがライブでは受けるのか、現場の人しか分からないファンのリアクションにも反応しているのか、以前に比べてまるで別のバンドのようでありますが、それでライブが盛り上がるなら、それでいいのでしょう。しかし再結成は一時的なもので、三度バンドは解散となっていきます。

Broken Statue
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[20231210]

Previously Unreleased
(1998/07/14)

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84年のアルバムです。ギタリストのLarry Wallisがソロ作品用として82年にレコーディングしたものでしたが、ベースがDuncan Sandersonなので、The Pink Fairiesの作品として未発表作品としてリリースされたミニアルバムになります。しかしドラムはGeorge ButlerとThe Pink Fairiesにはいなかったメンバーになっています。

1. As Long As The Price Is Right
2. Waiting For The Lighting To Strike
3. Can't Find The Lady
4. No Second Chance
5. Talk Of The Devil
6. I Think It's Coming Back Again

サウンド、スタイルはKings of Oblivionの頃の感じに似ているのでThe Pink Fairiesの未発表テイクだと言われても信じると思います。As Long As The Price Is RightはDr. Feelgoodがカバーしてシングルカットされていた曲で、曲調は確かにDr. Feelgoodに似ているかもしれませんが、Motörheadにも似ているかもしれません。

普通にシンプルでソリッドなハードロックであり、お笑いありのThe Pink Fairiesではありません。しかし、こうした流れが、後の再結成へと結びついていきます。もうThe Pink Fairiesである必要もないのですが、このバンドでの成功はしていなかったので、このバンド名に固執している部分もあるようです。しかし、昔からのファンはこのバンド名でライブに集められるのです。

As Long As The Price Is Right
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[20231209]

Kings Of Oblivion
(1998/07/14)

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73年のアルバムで、中心人物のPaul Rudolph が脱退した事で、バンドは解散状態にありました。しかし、代わりにギターボーカルでLarry Wallisを加入させ、バンドを再結成しました。ギターとボーカルが代われば、サウンドも大きく違ってきます。もうコミカルな表現も無しになり、普通に都会的なハードロックになっています。

1. City Kids
2. I Wish I Was A Girl
3. When's The Fun Begin?
4. Chromium Plating
5. Raceway
6. Chambermaid
7. Street Urchin

イギリスではハードロックブームも落ち着いて、グラムロックが席巻していました。そんな中、ハードロックほど大袈裟じゃなく、グラムロックほど卑猥じゃない、都会的なセンスを持ったシンプルなハードロックバンド増えていました。たとえばシンリジーとか、第二期ハードロックブームの前哨戦みたいな感じで、グラムロックよりは知的な感じでしょうか。そんな雰囲気のサウンドになっています。

しかし、流石にバンドとしては望んでいない形になっています。ライブをこなしても客は減っていく一方で、バンドは再び解散となっていきます。コミカルな担当者はPaul Rudolph だった事が浮き彫りになっていますが、Pink Fairiesらしさがなくなっていっていますが、この変化によって、後の再結成もし易くなっていく事になります。知名度は低いバンドでしたが、こういうバンドがいてこそブリティッシュロックは楽しめるのです。

Full Album
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[20231209]

What A Bunch Of Sweeties
(1998/07/14)

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72年のアルバムです。前作ではメンバーとしてクレジットされていたTwinkは脱退しており、トリオ編成になっています。それに加えて元The MoveのTrevor Burtonがリードギターとして参加しています。いきなり、話によるPrologueにより笑わそうとしているところが、もうコミックバンドを自認しています。しかし、演奏が始まればすごいテクニックの応酬になるので、コミカルな部分も痛快に感じられます。

1. Prologue
2. Right On Fight On
3. Portobello Shuffle
4. Marilyn
5. The Pigs Of Uranus
6. Walk Don't Run
7. I Went Up I Went Down
8. X-Ray
9. I Saw Her Standing There

ベンチャーズのWalk Don't RunやビートルズのI Saw Her Standing Thereをカバーしていますが、カバー曲を聴く事により、このバンドが何をしたいのかが浮き彫りになってきます。冗談めいた事をやっていても、本当にロックが好きなんだし、他の人達のように真剣にロックに取り組みたいけど、普通に演奏するのは性に合わない、かといって、個性的なスタイルを身につけている訳ではない、じゃ戯けるしかないという感じなのでしょう。

コアパンクの時代にトイドールズというバンドがいましたが、イギリスらしい童謡的な曲をパンクに演奏していましたが、それに似たセンスを持っています。勿論こちらの方が先輩ですが、悪ふざけしても演奏が下手くそだったら誰も聴かないわけで、これだけの演奏力を持っているからこそ、戯れる部分も聴きごたえがあるので、彼らにとっても、こうした演奏の中から自分達のスタイルを模索していたのだと思います。

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