2010年のアルバムです。トラッドフォークのカバーもあり、よりトラッドらしい雰囲気をバンドで再構築しています。ポップさは後退しましたが、バンドとしていろんな可能性を試しながら、よりトラッドの改革に取り組んでいます。彼のアルバムのジャケットにはよくフクロウが描かれていますが、森の主人として象徴的な存在なのでしょう。
1. The Daemon Lover
2. Young Emily
3. Long Lankin
4. The Two Sisters
5. Little Sir Hugh
6. Kilmahog Saturday Afternoon
7. The Golden Vanity
8. The Burning Of Auchindoun
9. The Lover's Ghost
10. What Put The Blood On Your Right Shoulder, Son?
11. Barbara Allen
ギターだけの弾き語りとは違って、バンド演奏だといろんな表情をつけることが出来ます。フォークソングと言えばイギリスや北欧などの民謡の事ですが、イギリス独特の伝統に根ざしているのがトラッドフォークです。これにアジアから来た
音楽 を生業としてきた少数民族が交わってケルトの形成にもつながっていきます。この独特な癖みたいなものは、その民族性が大きく関わっていると思われます。
フィドルと呼ばれるバイオリンの活用も民族
音楽 性からきています。フレットの無いバイオリンはクォーターなどの中間音を奏でやすく、民族
音楽 は大抵音階を重視するモード奏法となっています。和
音楽 器よりもバイオリンのような楽器が表現しやすかったのです。しかもジャズ的な即興演奏も得意としていましたから、トラッドフォークがジャズのメソッドを取り入れるのもおかしな事では無いのです。伝統
音楽 といっても、もっとごちゃ混ぜにしてもいいくらいの柔軟性を持っていると思います。
The Daemon Lover
VIDEO
Young Emily
VIDEO Long Lankin
VIDEO The Two Sisters
VIDEO Little Sir Hugh
VIDEO Kilmahog Saturday Afternoon
VIDEO The Golden Vanity
VIDEO The Burning Of Auchindoun
VIDEO The Lover's Ghost
VIDEO What Put The Blood On Your Right Shoulder, Son?
VIDEO Barbara Allen
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