96年のアルバムです。ここまでがメジャーからのリリースになっています。冒頭からグラウンドビートな感じになっていて、変なまとまり方をしたものだと思ってしまいます。それがやがてトリップホップ的になったり、これまでのジャズ的な感覚をまとめすぎた感じになっています。本人としてはポップにまとめたかったのだと思いますが、ファーストの誰にも似ていない感じの方が面白かったと思います。
1. How Do You Feel
2. Evening
3. Taste The Wine
4. If I Could (What I Would Do)
5. Waiting For The Sun To Rise
6. Fugue States
7. Don't Explain
8. Two To Tango
9. This Blue Hour
10. For Anything
11. Cross That Bridge
プログラミングを中心にゲストによる生演奏を加えていますが、前作よりもプログラミング感が強く、よりポップに洗練させた結果普通になってしまったという流れになっています。それがいい方に転化していけばいいですが、これは必ずしもいい結果になったとは言えないと思います。アシッドジャズをポップにしたような内容ですが、少し俗っぽすぎます。
Billie Holiday、Gertrude Stein、Frida Kahloからの影響、オマージュとして制作されたようですが、ジャズ色が少し後退しています。スウィング感が薄れ、都会的な感じにした事でその他多くの90年代スタイルと同じ手法になっています。前作で衝撃を受けた人には物足りないと思います。ポップにする事はいい事だと思いますが、90年代にはびこっていた定番を安易に使いすぎだと思います。
How Do You Feel
VIDEO
Evening
VIDEO Taste The Wine
VIDEO If I Could (What I Would Do)
VIDEO Waiting For The Sun To Rise
VIDEO Fugue States
VIDEO Don't Explain
VIDEO Two To Tango
VIDEO This Blue Hour
VIDEO For Anything
VIDEO Cross That Bridge
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