2016年のアルバムです。容量としてはミニアルバムサイズですが、かなりポップな内容になっています。ドラムも定位置に鎮座していますし、ゲストのDrew Pirainoがベースを弾いている曲もあり、ポップな爽やかな曲を演奏しているのですが、効果音的にシューゲイザーなサウンドがかぶさってきます。
1. Love's Refrain
2. Little Dear Isle
3. In Summer
4. Blue Nudes (I-IV)
5. Prelude
フィールドレコーディングやいつもの歪んだサウンドもありますが、全体的にポップで一番聴きやすい作品になっていると思います。歪んでいる音と、クリアな音が共に存在しているので、歪んでいる音も活かされてきています。こういう使い方が一番クレバーだと思うのですが、極端にしてしまいがちなところがあります。しかし、今回は何とかそこを抑えております。
アナログな時代はテープリールに録音しておりましたが、そのテープ編集によるエフェクトも多用しています。デジタルで再現出来なくもありませんが、感覚的に操作出来るという点ではアナログに一律の長があります。ベースが入るだけでポップスとして成り立つ、浮遊感が抑えられるというのが明確に分かります。しっかりとした低音がある事でノイズサウンド雑音では無くなって聴こえます。
Full Album