2000年のアルバムです。ミレニアムになってもお構いなく我が道を進んでいます。タイトル通りディレイを多用しています。それもダブ的な使い方ですが、あくまでもテクノとしてやっているので、なんちゃってダブになっています。このファジーな感じが彼の特徴でしょう。チープなサウンドを貫き通しています。
1. w30
2. Spring Reverb
3. Medium
4. Drive
5. Rest
6. Pull Dub
7. Delay
8. Slow Cushion
9. Echo Lake
10. Last
いつものテクノサウンドにディレイにより生まれるビートを加えた、ダブ的なミックスになっています。ディレイやフランジャーなど駆使したダブスタイル。ダブはレゲエを流しのDJのように移動してきて聴かせる時にエフェクト処理していたスタイルをジャンルとして成り立たせたものであり、リミックスの要素が強いのですが、それをあえてチープなテクノサウンドでやるという内容。
普通にこのチープなテクノサウンドだけだったら物足りない事でしょう。それでもダブ的なエフェクトを加えたからと言ってさほど代わり映えもしません。エレクトロニカの時代になっているので、音響派な感じならまだしも、そこまで音響にこだわってもいません。あくjまでも我が道を進んでいます。
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