2002年のアルバムです。ギターだけによる弾き語りというスタイルに変わりはありません。アコースティックギターは多少多重録音していますが、今回は自分でコーラスを入れているのが少なく、本当に弾き語りしている感じで、前作よりはポップ性は薄めかもしれません。純粋にフォークソングを歌っているという感じです。
1. hello
2. mind looping
3. kharma moon
4. for inspiration
5. swim swim swim
6. sea love
7. smoking signals
8. simple+ideal
9. whalebutterfly
10. greentoad
11. birdcagebird
12. painted clown
13. never alone
14. divine
弾き語りですから、ギターを弾きながら歌いやすい旋律になっています。ファーストよりも手を加えないようになっている印象があります。ハーモニカは入ってきますが、本当に一人だけで完結出来ますし、自宅録音でも差し支えないものであります。そういう意味ではフォークソングは自宅録音には向いていますが、それだけで売れる作品を作るのは難しいものがあります。
自身のレーンベルからのリリースですから、ほぼ自主制作に近い環境にあるとも言えます。フォークソングだけで勝負するなら、それくらいの覚悟が必要なのです。ただ、フォーク界はエレキを持ったボブディランを反逆者扱いするくらいですから、これくらい他の要素を入れていないフォークソングは拠り所はあるのかもしれません。
hello