2016年のアルバムで現在までの最新作になります。ほぼトリオ編成のバンドスタイルでの録音で、アコースティックギターも使っていますが、ソウル色が色濃いブラックフィーリング溢れる内容になっています。フォークソウルという感じでしょうか、ブルースフォークの延長にある感じですが、どこかゴスペルな歌い方になっています。
1. Boom Boom Baby
2. Love That Woman
3. Back It Up
4. She Knows
5. Magic Slim
6. Paper Rock Domino
7. Low Light
8. Naked As The Sun
9. Home I Left
10. Sing Me Your Love Song
最小限のトリオ編成になっていますが、8ビートに裏拍のハイハットを入れたりして16ビートなグルーヴ感を感じさせたり、ブルージーな中に都会的な雰囲気があるSean Hayesaならではのスタイルになっています。シンセっぽい音も入っていたり、音数は少ないのにこれまでに無かったような音が入っている事によって、新たな境地に入っていったような印象を受けます。
クレジットを見ると鍵盤楽器はオルガンしか表記されていませんので、オルガンにエフェクト処理してシンセっぽい音にしているようです。それなら普通にシンセ使えば早いのに、そこはこだわりなのかもしれません。音数は少なめですが、かなり計算されたアレンジになっていて、トリオ編成とは思えないような演出になっています。これに大掛かりなアレンジが加わればもっとかっこよくなると思いますが、そこまでせずともかなりクールな作品になっています。
Boom Boom Baby
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