2016年のアルバムです。Thao & MirahのアルバムをプロデュースしたTune-YardsのメンバーMerrill Garbusをプロデューサーに迎えて、コード進行よりもビートを強調したスタイルになっています。フュージョンを生み出す前のジャズロック時代のマイルスデイヴィスみたいな実験性を持ったような、ヒップホップとは違う、ロック的とも言えないようなリズムパターンを強調していきます。
1. Astonished Man
2. Slash/Burn
3. The Evening
4. Departure
5. Nobody Dies
6. Guts
7. Fool Forever
8. Millionaire
9. Meticulous Bird
10. Give Me Peace
11. Hand To God
12. Endless Love
ニューウェイヴが熟成してきて、90年代とは違うオルタナティヴなロックを生み出していた80年代のインディーズシーンのような実験性、90年代も2000年代も通過してきているから、武器の装備も十分あり、バンド演奏ながらコピーアンドペイストしてるかのようなリズムループ。もうカントリーもフォークも微塵も感じさせないような独自のスタイルを身につけてきました。
バンド演奏の中にはシンセサイザーもあり、たまにデジタルサウンドも登場しますが、バンドならではのアナログ感もありながらの、バンド形態を分解していくかのようなアレンジ、リズムを強調しながらも曲はしっかり作っているのでポップさは失っていません。演奏テクニックを競い合わなくなって技巧に走る
音楽 が少なくなっています。誰かに真似される事でアイデンティティーを保とうとする為、幼稚化していく
音楽 界。そこまで演奏テクニックが無くても他とは違う
音楽 を作ろうとしていたニューウェイヴの頃の精神を持った、現在に通用する
音楽 を作っています。
Astonished Man
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