93年のアルバムです。
音楽的には過渡期に入っており、パンクからヒップホップを取り入れるようになっています。歌もラップ調ですが、一昔前のテクノポップのような雰囲気です。ドラムとアコーディオンのみですが、さすがにそれには限界を感じているのか、アコーディオンの音を加工しまくっています。
1. Ged
2. Witz
3. 1/2 8
4. Orausch
5. Herz
6. Schtroßn
7. Göd
8. Kosz
9. Paf
10. Su
11. Wos Nu
12. Bier
13. We
14. Z 17
15. 8 Hend
16. De Leid
17. Masta
ドラムパターンはヒップホップ的になっていますし、プログラミングされたような雰囲気を作っています。アコーディオンにはフェイザー、ディストーション、ワウワウなどをかけて、まるでシューゲイザーのようです。アコーディオンの伴奏の部分でベースラインを作るようになっています。もうフォークの要素を薄める段階に入っています。アコーディオンも歪ませればギターのような音に近い感じになります。
それでもアコーディオン以外は演奏しないという徹底ぶり、それしか演奏出来ないという事でもないと思いますが、あくまでもこの二人体制で出来る事をやろうとしています。1分にも満たない短い曲が多く、実験的に即興のように演奏しまくっています。ですから歌もラップに近い感じになってしまっています。曲というより、自分たちの新しい分野を広げようともがいている感じがします。
Ged