2019年のアルバムです。これもビニール盤とダウンロード販売でのリリース形態になっています。まるで70年代のブラックミュージックチャンネルラジオを聴いているような流れで進んでいきます。全体的にソウル系よりファンク系になっています。ほぼ生演奏によるレアグルーヴの実践盤のようになっています。
1. underStanding
2. Positiv'ly
3. Open Doors
4. Community
5. Joffy's Funk
6. Comin' Around
7. Same, Same
8. Comfort & Desire
9. Seratonin
10. Flowers Bloom
11. Poh's Devotion
12. Solitude
自分が子供の頃に聴いて育ったラジオを再現したかのような内容になっています。しかし、使用機器も、演奏メソッドも様々な時代を経てきていますから、アレンジも質感も70年代のそれとは違っています。全く同じにしてしまったら単なる模倣になってしまいますから、そこまではこだわっていないようです。つまり70年代よりも上手くやっている感じのブラックミュージックなのです。
70年代のファンクってもっと泥臭くて、それなのに未来感を演出していたりします。その雰囲気を再現していますが、その頃よりもクレバーになっていますから、アレンジも合理的になっていますし、整理されています。つまり当時リリースされていたなら歴史に残るような名盤になっていたに違いありません。未来からターミネーターが、トランクスがやって来てその時代を演奏しているようなものです。
underSTANDING