2001年のアルバムです。これは自身のレーベルChildiscからリリースされています。どちらかというと日本向けに作られています。全体的にAki Tsuyukoの歌がフューチャーされていますが、何語で歌っているのか聞き取れないような歌声です。フィールドレコーディングだったり、フォークトロニカだったり、得意のジャズ風だったり、竹村延和自らマルチに複数の楽器を演奏した
音楽絵本のようになっています。
1. Kagami No Tou
2. Mahou No Hiroba
3. Obaoba
4. Fushigi Na Sekai
5. Tsurara
6. Hoshi No Hanashi
7. Tuirirukabinbon
8. Kuroiro Manto No Hanashi
9. Swimmy
10. Soleil D'eau
11. Beil Buoy
12. Jukai Yori
13. Flabby
14. Kamishibai
15. Blab La La
16. Umi No Compass
17. Mizutamari No Otamajakushi
18. Tsuki No Gen
19. Evening
20. Vibrante
21. Kohan Heno Michi
22. Uruu
子供向けの絵本的なコンセプトがあって、Child's Viewの流れを汲んでいますが、同年にChild's ViewのHoshi no Koeがリリースされているので、個人名義との差別化が曖昧になっています。ミニマル感も薄めで、Aki TsuyukoはChild's Viewでも歌っていますが、このアルバムはAki Tsuyukoに歌ってもらう為に制作されたかのような趣があります。日本語はなんと無く聞き取れますが、わざと何語か分からないような発音をしています。
本当に子供向きの
音楽を作っているのなら、言葉は曖昧でも通用すると思いますが、子供の視点に立っていない子供向け
音楽ですから、この言葉をぼかす感じはあくまでもAki Tsuyukoの味なのでしょう。Child's Viewのように子供向け
音楽にもハマっていますが、あくまでも大人から見た、子供ってこんな感じだよね、という身勝手な解釈による、日本によくありがちな
音楽です。
Full album