2002年のアルバムです。陽気なエレクトロニカ、シンセポップになっています。少しブレイクビーツな雰囲気もあったり、90年代を引きずりながらも新しいエレクトロニカという雰囲気にも馴染もうとしているのか。シリアスにならないミニマルミュージックという彼独特のスタイルです。ロボットヴォイスによる歌があったりと、歌を想定しているのでポップな作風になっているのでしょうか。
1. Generecombination
2. Animal Show
3. Moth (Original Full Version)
4. Owlet
5. Chrysalis Part 2
6. Chrysalis Part 1
7. A Centipede
8. A Flying Squirrel
9. Water Flea
海外に出て行くと日本のアイデンティティを主張したくなるのか、それでも日本イコールアニメというのも短約的な発想だと思います。しかし、このエレクトロニカはアニメをイメージさせるようなサウンドではありません。一昔前のブレイクビーツで使われていたようなサウンドなのです。そこがユニークと言えばユニークですが、さほど目を見張るようなものはありません。
この陽気さも子供シリーズの名残りなのか、それでも子供が喜びそうな作風でもありません。この辺の妙な感覚が彼の特色なのかもしれません。頭でっかちの人がそれを感じさせないように作っている
音楽 のように感じられます。その微妙な感性は必ずしも万人に受け入れられるようなものでもないでしょう。しかし、そこに彼の
音楽 性が潜んでいるのなら、そこは尊重されるべき領域なのだと思います。
Animal Show
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