2002年のアルバムです。アブストラクトなアンビエント作品になっています。テーマが水になっていますが、自身が水を連想させる電子音で表現しているので、聴く側としては必ずしも水を感じるような内容にはなっていないというのが特徴です。ドローン的なアンビエントでは無く、コンクリートミュージックのような環境
音楽になっています。
1. Part 1
2. Part 2
3. Part 3
4. Part 4
5. Part 5
6. Part 6
テープコラージュのような感じで、ノイズ的なサウンドをサンプラーに取り込んで、DJ的なスイッチングでパフォーマンスしているように思えます。これをプログラミングだけで表現するのはかなり時間がかかりますから、DJプレイだと連想する方が手っ取り早いと思います。一つの素材をスイッチング、オンオフ、レゾナンス操作などで変化を与えていると思われます。
あくまでも現代
音楽的な手法を楽しんでいる感じであり、水と感じられる
音楽は少なめです。水の流れ、溢れ出る感じを表現していので、動きや変化が忙しなく、静かなアンビエント作品ではありません。ですから退屈はしませんが、テーマの水というのはあくまでもきっかけ的なものであり、後は即興
音楽のように展開していきます。現代
音楽として捉えると、かなり斬新は作風になっています。
Part 1