90年のアルバムです。制作されたのが80年代でもありますから、まだ80年代サウンドを引きずっています。初期からボウイの影響を受けていましたが、レッツダンス以降のボウイのスタイルを模範としてポップな曲を作っています。彼らは完全なシンセポップではなく、ギターをいかにフューチャーさせるかという視点を持っていましたので、レッツダンスにおけるナイルロジャースの役割は気に入っているようです。
1. Bakerman
2. Hole In The Sky
3. Fly With Me
4. Highway Of Love
5. I Walk Proud
6. Bet It On You
7. Too Late To Worry
8. I Wish
9. Raindrops In The Peace Pipe
10. Bygones
80年代ポップスとしては完成度を高めており、ヨーロッパ圏ではヒットをとばしております。80年代サウンドの特色としてスタジオで生演奏された素材をプログラミングとの相性を良くしていくというミックスが行われます。生演奏によるズレを修正する技術が発達していくのです。バスドラとベースの音を合わせるとかする事で、生演奏なのにプログラミングされたようなジャストなリズムに生演奏のちょっとした感覚も残っているという感じです。
音は少しずらした方がグルーヴが生まれるという考えに至るのは90年代になってからです。80年代は徹底的に、気持ち悪いくらいにジャストにこだわっています。日本のマニアックなミュージシャンだけがずらすという作業にこだわっていました。アメリカの大雑把な性格からすれば不思議な行為だったようです。しかし、90年代はある意味オタクの時代であり、この細かな作業が浸透していきます。それ以前の典型的な80年代サウンドを楽しめます。
Bakerman
VIDEO
Hole In The Sky
VIDEO Fly With Me
VIDEO Highway Of Love
VIDEO I Walk Proud
VIDEO Bet It On You
VIDEO Too Late To Worry
VIDEO I Wish
VIDEO Raindrops In The Peace Pipe
VIDEO Bygones
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