2009年のアルバムです。彼には珍しい普通にポップなロック作品になっています。これまでもDTM環境を利用するようになっていましたが、一般の人が使うような使用用途ではありませんでした。それがどうした事か、まともにマルチレコーディングするかのごとき使用方法になっています。曲も普通にイギリスらしいポップなロックスタイルになっています。
1. The Valley In Flight
2. Like A Sailor
3. Collapsing Stars
4. Love In The Great Outdoors
5. Still Life In Room
6. Oh Reality
7. Radio Innocents
8. Summer Void
9. A Storm Of Light Ignites My Heart
10. Sun Points At The World
アレンジの巧妙さはこれまでも実験的に磨いてきていますので、そこをポップにフォーマットする事も容易く、初めてだと思いますが、プログラミングを主体としたバンドスタイルです。ヒネクレポップの領域ではありますが、これまでのヒネクレぶりとはレベルが違います。曲の良さを最大限に表現させるという事で、必要以上の冒険はしていません。
これまでロック的な部分は僅かな引用でしたが、ちゃんとロック作品も作れるし、テクノ的な発想だってある事を知らしめています。ジャンルは違いますが、カンタベリー系のインテリジェンスも感じさせますし、他とは違うポップ感覚を持っていますが、前衛的な人が普通の曲を作るというのは難しいものがあります。どうしても凝り過ぎてしまう傾向があるからです。そこを抑えて必要最小限のアレンジに止めるという、ポップセンスも持っているという事に驚きです。
The Valley In Flight
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Like A Sailor
VIDEO Collapsing Stars
VIDEO Love In The Great Outdoors
VIDEO Still Life In Room
VIDEO Oh Reality
VIDEO Radio Innocents
VIDEO Summer Void
VIDEO A Storm Of Light Ignites My Heart
VIDEO Sun Points At The World
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