2015年のアルバムです。弦楽器を中心にしたアコースティック系プログレのスタイルを継続しています。息子のSorley Youngsもギターで参加しています。それだけキャリアが長くなっています。60年代後半のイングランドはブルースインヴェンションの時期でしたが、70年代初めにはフォークインヴェンションの時期がありました。アメリカでのフォークロックに対する英国のトラッドフォークの近代化が進められたのです。そんな伝統的なフォークソングの近代化を試みているようです。
1. Inside The Future
2. Revolution Of Signs
3. Enough Vexation
4. South-Eastern
5. All Been Told
6. Mind Waltz
7. Dismay
8. Back From A World Changing
9. Clarity
10. Retrace
ジェネシスやアンソニーフィリップスなどにより中世的なアコースティック系プログレの雰囲気を持ち、祈りの歌を突き詰めてきたRichard Youngsの歌の到達点にあるようでもあり、それはこのフォークスタイルが一番しっくりくるという結論となったようです。歌を大事にする事で行き着いたスタイルになっています。
アコースティックギターの演奏も伝統的でもあり、革新的でもあります。ダブルトラッックなどの歌の多重録音も特徴的になっています。歌に重きを置きながらもギター系の演奏にもこだわりを感じさせます。アナログな音の重なりによる革新性。デジタルミュージックとは真逆にありながらも感覚的には同じクリエイティヴ感を持っています。
Inside The Future
VIDEO
South-Eastern
VIDEO Back From A World Changing
VIDEO Full Album
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