2006年のアルバムです。フォークソングとシンセポップという混じり合わせるやり方をやっていましたが、ここでは完全に分離させる事によって、フォークソングのアレンジとしてのエレクトロニカというスタイルになっています。それに加えてフィールドレコーディングをバックにギターの弾き語りを行うという、フォークソングを全面に出した形になっています。
1. Tannis Root
2. Relax It's Only A Ghost
3. Where More Gifted People Cracked
4. Clouds Hill
5. Open Book In A Dead Language
6. All Is Hell
7. A Blush
8. Far From The Madding Crown
9. Willow
フィールドレコーディングも、そのまま流している場合もありますが、その素材をブレイクビーツに利用したりしています。フォークソングのアンニュイな感じはピンク・フロイドのような感じでもありますが、エレクトロニカなアレンジがポップに仕上げている為、ピンク・フロイドは雰囲気だけ頂戴したような感じです。もはやシンセポップというよりフォークトロニカそのものになってきています。
フォークトロニカもテクノ寄り、フォーク寄り、ロック寄りとか様々な形がありますが、この丁寧なアレンジの重ね方はこれまでのフォークトロニカには無かったくらいに斬新です。しかもとてもポップな仕上がり、とても手が込んでいるのに気軽に楽しめるような配慮、だけどゴージャスに感じさせるようなところまで作り込んでいます。ローファイにはしない、美しい音でのフォークトロニカというのも新しいものだと思います。サンプリング利用によるローファイさを売りにする時代はもう終わっているのです。
Tannis Root
VIDEO
Relax It's Only A Ghost
VIDEO Where More Gifted People Cracked
VIDEO Clouds Hill
VIDEO Open Book In A Dead Language
VIDEO All Is Hell
VIDEO Far From The Madding Crown
VIDEO Willow
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