ドイツのアーティストRoger Semsrothの一人プロジェクトSkanfromの2002年のファーストアルバムです。典型的なシンセポップ、日本でいうテクノポップであります。電子音によるミニマルミュージックであり、チープなドラムマシーンのような音源、王道の古き良きシンセポップでありますが、サンプラーによるちょっとした遊びも入っていて、完全に70年代のリメイクとは違います。
1. In 17
2. Prescription
3. Short 01
4. Kaanal
5. Another Fax
6. Reproduction
7. Tell Me How I Feel
8. Black
9. White
10. Blue
11. Sorry!
12. Short 02
13. Macro
シンセポップの始まりは言わずと知れたドイツのクラフトワークであります。つまりドイツのお家芸なのですが、当時のイギリスの先鋭的な人達はドイツの
音楽 、クラウトミュージックにアンテナを張っていて、いち早くシンセポップに反応しました。その流れでパンクやニューウェイヴも誕生してくるのですが、イギリスでビジネスタイプで成功していく事になります。
そのイギリスに流れ着いてきた時には、もっと悲壮感のあるシンセポップがもてはやされました。このようなひょうきんで明るい感じのシンセポップはニューウェイヴという扱いにされていました。たとえばDEVOはギターバンドでありながらテクノポップなのですが、その流れを汲むとニューウェイヴという扱いにされていました。この辺が微妙なところですが、その明るい感じの、ゲームミュージックのようなシンセポップを再構築しています。
In 17
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