2017年のアルバムで現在までの最新作になります。ボーカルものに活路を見出したのか、全編ゲストボーカルによる歌モノになっています。そうなってくると普通にシンセポップであり、80年代ポップの模倣であり、彼らの存在意義が全く感じられないものになっています。昨今のスウェーデンの売れない歌手でも、こんな曲は歌わないであろうと思われるような曲ばかりです。
1. Dance Down A Track
2. When We Blow Up
3. I Can Tell It's Over
4. Wilderness
5. Loss
6. Bad Blood
7. Salvation
8. Can't Fix This
9. Allt Å Ingenting
10. See Myself In You
もうビットポップにはこだわる事も無く、延命の為に愚策に走ったと思われます。ちゃんと曲も作っているし、アレンジもそれなりに凝っています。シンセサウンドもピコピコっぽい感じのも残しながらも、やっているのは、何の特徴も無いシンセポップであり、ゲストボーカリストはみんな素晴らしい歌を聴かせてくれていますが、047である必要がないと思われる作品になっています。
それだけ身を削って作った作品ですが、レトロとしても中途半端ですし、最新のシンセポップとも違いますし、何ら特徴の無い、話題にも登らないような作品に仕上がってしまっています。マニアックなファンにとっては、それなりに進化していると思われるかもしれませんが、三人も人が揃っているにも関わらず、これだけしかアイデアが浮かばないのは、今後の活動も危ぶまれると思います。
Dance Down A Track
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