 | Salt Spring: Sun and Shadow (1998/07/14)
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2021年のアルバムで現在までの最新作になります。Graham Van Pelt名義での作品になりますが、歌ものでは無く、アンビエントな内容になっています。フィールドレコーディングでの音源もあったり、シンセやギターによるドローンサウンドをつなぎ合わせた、割と動きのあるアンビエント作品になっています。
1. Menhinick
2. Channel Ridge
3. Rain Shadow
4. Stark Road
5. Idle
6. Tuam
7. Glass Heron
8. Orchard
曲も長めです。ですが、これまでのように武器にしていた歌がありません。まるでスケッチした風景画のような、色彩によるグラデーションをつけるように音を加工させています。ドローンサウンドを作るときはあまりアタック音は潰してぼやかすものですが、アタック音強めのドローンサウンドになっています。ですから普通のアンビエント作品より動きが明確になっています。
プログラミングにしても得意な方では無かったと思いますが、アンビエント作品を作るにしても普通の手法とは違うアプローチになっていると思います。やりたいことが明確で、明確なヴィジョンを持っているようなので、音の落とし所が明快過ぎるのです。しかし、アンビエントにしてもこうじゃなきゃいけないという定義を設けるべきでは無いと思いますし、このような作品が存在しても大いに結構だと思います。
Menhinick