Spectre (1998/07/14) Lightning Dust商品詳細を見る
2019年のアルバムで現在までの最新作になります。これまで並行して活動していたBlack Mountainを脱退して、本格的にLightning Dustに専念するようになってからの作品になります。そして出来上がった作品はこれまで以上にエレクトロニカであり、アコースティックであり、
サイケデリック なロック作品になっています。総じてシンセポップでありますが、これだけのミクスチャー感はフォークトロニカという一つの形になっていると思います。
1. Devoted To
2. Run Away
3. Led Astray
4. Inglorious Flu
5. When It Rains
6. Joanna
7. More
8. A Pretty Picture
9. Competitive Depression
10. 3AM / 100 Degrees
カナダのバンドでありながら英国的な翳りのあるサウンド、憂いを帯びた旋律、ダークなシンセサウンドに
サイケデリック なエフェクト処理、それでもポップであろうとする姿勢、しかし、今回は力が入っているだけにロック色が強く出て翳りのあるスタイルになっています。60年代後半、70年代初期というロックが一番面白かった時期のスタイルに似ていながらも、古臭さが全く感じられません。
シンセサイザーもアコースティックギターもアコースティックピアノも
音楽 を発信する武器の一つに過ぎず、だからと言ってフォークトロニカだと言う認識を持つのは安易過ぎるでしょう。これは単なるロック作品であり、それ以上の何かではありません。それだけロックというものは現在においても、あらゆる要素を内包していけるだけの懐の深さを保ち続けているのです。そう思わせてくれるバンドが最近は少なかったせいで忘れていたかもしれませんが、そういう大事な事を思い出させてくれるバンドだと思います。
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