 | Meat Mountain (1998/07/14)
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2012年のアルバムです。アナログ盤の片面だけという変則的な作品で、内容的にはミニアルバムになります。これ以降作品のリリースがありませんので、これが最後の作品になっています。
音楽的には一貫していて、ポストパンク、ポストニューウェヴのアフリカンな80年代ポップス的な
音楽性になっています。
1. Summer Dress
2. Beaches
3. Still Got Pull
4. Not About It
5. Would That I Could
アフリカの打楽器演奏をサンプリングしてきたピーターガブリエル的なリズムの作り方です。アフリカンのフレーズサンプリングになっているのですが、そのフレーズをポップフォーマットに組み立て直しているので、純粋なアフリカンにはなっていません。どこかアフリカンなリズムと、アフリカンなコーラスワークのポップ変換で成り立っています。
アフリカンとファンクを組み合わせたトーキングヘッズもいましたが、ファンクというより、マイルスがやっていたエレクトリックジャズでのリズム構成に似ています。それをロックフォーマットに置き換えているのです。これが後のブレイクビーツの前身になりますから、先祖返りしたような内容になっています。ここから、どの方向性に向かうのか、それを定める前にバンドとしては終わっているようです。
Summer Dress