2002年のアルバムです。もはやヒップホップであろうともしていません。それらしきプログラミングで作られていますが、ダルイ感じの80年代ポップスみたいな曲を作っています。ブリットポップですらありません。だるい感じなので、ポップであろうともしていません。この後活動が停滞しますから、煮詰まっていたのでしょうね。
1. The Snare
2. Sugarcane
3. New York Snow
4. Peacock Johnson
5. Driving Myself Crazy
6. Lover's Leap
7. Good Girls
8. She's A Knife
9. The Evil Love
10. Fucking Around
基本はロックバンドであり、演奏がさほど得意では無い分、デジタルプログラミング等でごまかしてきた感じです。それはそれで、ヒップホップのあり方としては正しいので、非難されるべきものではありません。ただ、ここにきて、本来はロックをやりたいだけというのが見えてきて、無理してデジタルサウンドを使っている感が痛々しく感じられるようになっています。
ロック側がデジタルサウンドを使っても問題はありません。ミックス具合が心地よければ誰からも受け入れられるでしょう。彼らの作品もそうでした。少しレトロな感じがありましたが、それなりに面白いと思われていました。それがとうとう、ヒップホップもブリットポップもそれほど思い入りれが無い事がここにきて明らかになっています。やりたい事を素直にやれば良いのに、偏屈すぎましたでしょうか。
The Snare
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