 | Invisible (1998/07/14)
Chapelier Fou商品詳細を見る |
2012年のアルバムです。バイオリンによる生演奏はあるものの、電子音によるシーケンス、プログラミングの占める部分が増えています。前作ほどフレーズサンプリングにこだわっておらず、プログラミングで済ませた方が手っ取り早いという事に気づいたのか、ミニマル感のあるエレクトロニカになっています。
1. Shunde's Bronx
2. Cyclope & Othello
3. Vessel Arches
4. Fritz Lang
5. L'Eau Qui Dort
6. Le Tricot
7. Protest
8. P Magister
9. Moth, Flame
アコースティック楽器はチェロとバイオリンくらいで、ギターはエレキだし、シンセ音源を遠慮なく使っているし、そうなってくると普通にエレクトロニカ、フォークトロニカになっています。個性の面では斬新さが薄まりました。それでも、このテクノロジーと生楽器との対比みたいなバトル性は残っています。
一人でほとんどのパートを手がけているので、限界もあるでしょうが、こうやって、普通にプログラミングする事で、かなり時間の節約が出来ているでしょう。しかし、所々でアブストラクトなサンプリング編集がモノを言う場面が登場して、そこがハイライトになっているでしょうか。歌でゲストのGérald Kurdianはデヴィッドシルヴィアんみたいな歌い方だし。ネオグラムの雰囲気も持っているようです。
Shunde's Bronx