 | Temperaments (1998/07/14)
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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。Kippi KaninusによるDTMによるデジタルサウンドにバンド演奏を加えていくという試みがなされています。バンドメンバーはベースのÓttar Sæmundsen、ドラムのMagnús Trygvason Eliassen、ギターのPétur Ben、パーカッションのSigtryggur Baldursson、トロンボーンのIngi Garðar Erlendsson、トランペットのEiríkur Orri Ólafssonで、プロフェッショナルな演奏を展開してくれています。
1. Chargé D' Affaires
2. Klafi
3. Schpick
4. Formant
5. Bellowing
ライブ
動画も添付していますが、生演奏による楽器にもエフェクト処理が施されて、デジタルサウンドに負けないような音を出しているのが分かります。そして、どれだけいい曲を書いていたのかが良く分かるようになっています。フュージョンでも無く、ロック的なニュアンスもありながらのニューエイジミュージックになっています。
どちらかといえば現代
音楽というより、プログレに近い感覚を持っているでしょうか。プログレにはジャズの要素も含まれますから、このセッション的な演奏も合点がいきます。プログラミングが当たり前の時代になっていますが、このデジタル技術とロックをどう向き合わせるのか、それが現在一番考えなかればならない課題だと思っています。現在というか、90年代そうですが、一番いい答えを出しているアーティストを私はまだ知りません。Kippi Kaninusもそんな難題に挑戦している一人なのだと思います。
Chargé D' Affaires