Rosa Spinto (1998/07/14) Tiromancino商品詳細を見る
97年のアルバムです。少しでもヒップホップみたいな感じの曲を作ろうと必須です。鎖国している訳ではないので、情報ならいくらでもあるはずなのに、参考に出来るレコードも沢山手に入るだろうに、オールドウェイヴな頭の人達には真似出来ないみたいで、どうやってもファンクロックをやるのが関の山で、スクラッチみたいなエフェクト音を入れるのがやっとという感じです。
1. Rosa Spinto
2. Senza Cuore
3. Bruciare
4. Il Tiranno
5. Dying Again
6. Vero Come
7. Profondo Rosa
8. Il Punto
9. Giorno Pieno
10. Ami Mai
11. 30,000 Culi
12. La Storia
13. Harpo
ファンクロックとしては最高の演奏と楽曲を書いていますから、無理にヒップホップを意識する必要もないと思いますが、時代遅れと言われないように必須です。90年代も後半になっているのに、スクラッチとか入れるのも時代遅れになっているのに、変な相槌みたいな歌い方すればヒップホップになるだろうという不器用ぶり、オールドウェイヴなら器用にこなせるのに何故出来ない。
バンドとしては熟練となっているので、楽曲自体は良く出来ています。中にはパワーポップな曲作りまであります。無理やりエレクトロニカなトランス曲を入れてきたり、努力は認めますが、無理やり感が半端なく、全体な流れがうまくまとめられていません。フュージョンバンドだっただけにファンクはお手の物ですが、そういう演奏が得意なだけに、演奏を幼稚化していくヒップホップの感性にはなれていないという惜しい感じがありますが、だからこそ、アンチヒップホップにとっては面白い作品になっていると思います。
Rosa Spinto
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