 | Kniga Skazok (1998/07/14)
Andrey Kiritchenko商品詳細を見る |
2003年のアルバムになっています。電子音によるエレクトロニカになっています。アンビエントな音源ではありますが、ドローンサウンドは使わず、ビート感を作れる音源を使ってエレクトロニカを作り出しています。ドラム音源ではない音でビートを作り、楽器の音源ではない電子音で旋律を作っています。
1. Parable
2. Myth02
3. Sleeping_Beauty
4. Pneumatic/Airless
5. Put'
6. Cheers, My_Fairy
7. Siren
8. Skazka/Svetlo
9. Rex
10. Feja
音響派とまではいきませんが、当時のエレクトロニカはその流れを汲んでいました。90年代のブレイクビーツ等とは明らかに違う音作りとなっています。サンプラーも使っていますが、あくまでも電子音としての使い方であって、既存の楽器を取り込んだサンプリングではありません。ノイズ系の音源などをサンプリングして、加工したリサンプリング音源になっています。
この頃になるとDTMによる
音楽制作もPCの性能の向上により、ハードに頼らない、PC内で完結出来る作業が増えてきます。そこが90年代のサウンドとは明らかに違う音質を作り上げていきます。ハードだとライン録音でもシールドを通しますから、そこで一ノイズ加わります。PC内だけで完結出来れば、そうしたリスクが無くなるのです。過剰な音圧を作るとデジタルポップノイズなどが発生しますが、そこを気をつけておけば、ほぼノイズレスな環境でミックスダウンまで行えるようになっていきます。ロックだとそれで物足りなくなりますが、エレクトロニカでは理想な環境となっていきます。
Parable