 | You Are Silent (1998/07/14)
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2008年のアルバムです。手法に変わりはありません。しかし、今回はポップさよりもオカルティックな雰囲気にフォーカスされています。賛美歌のようなコーラス素材、宗教的な部分と前衛的な感覚が混じり合った、悪魔祓い的な雰囲気。ポップさよりもダークな感じなのですが、作曲能力の高さから、ポップ感覚も垣間見えます。
1. Lost Cure
2. The Virus
3. Stirred
4. Strange Rituals
5. False Alarm
歌うスタイルはボウイのような雰囲気がありましたが、今回は悪魔的な雰囲気という事で、どちらかというとマリリンマンソンのような感じの歌い方になっています。しかし、アレンジ面はヘヴィメタのようなロック感覚ではなく、プログレッシヴなオーケストレーションの重厚さを重んじています。
制作方法は同じですが、アルバムごとに、これだけ違う内容の作品を作り上げていくというのは、並外れた才能の持ち主だと思います。流行など一切無視した
音楽性であるのにも関わらず、作品のコンセプトに合わせて、これだけ千差万別の表情を作り上げ、テクノ感覚ではないサンプラーの使い方ではこの人の右に出るものはいないのではないでしょうか。
Lost Cure