 | Forgetting The Present (1998/07/14)
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2014年のアルバムで最後の作品になります。2015年には解散しています。James Swinburneのワンマンバンドのようなところもありましたから、ここまでが限界だったのかもしれません。バンド演奏を極めようとしていますから、ミニマルスタイルもよりフュージョン、プログレな雰囲気が強くなってきています。バンド生演奏として起承転結を楽しんでいます。
1. Blabbermouth
2. La Mayo
3. Magnets
4. The Old Ways
5. Pterodactyl
6. Why You Got A Blue Face?
7. Purple Phase
8. Frozen Frenzy
ミニマルなシーケンスはありますが、それ以外の装飾音が豊かに重なり合って、これに歌でもついたらプログレとしても通用します。本来、現代
音楽としてのミニマルミュージックでは、ループシーケンス以外の装飾は少なめで、シンプルにまとめるものです。ここまで装飾音を重ねていくと現代
音楽を超えたプログレッシヴロックの域に入ってきます。もはやポストロックでも無いのです。
物言わぬインストものですから、哲学的な面持ちと聴こえてきますが、ここまでやってしまったら、もはやこれはロックであります。クラシックもジャズも様々なジャンルの垣根を超えて進化してきたロックですから、プログレの時代に入る前のビートルスのホワイトアルバムの頃にはもう現代
音楽も取り込んでいました。前衛のような鋭さは無く、ゆったりとした環境
音楽に近い、癒し系の
音楽でもあり、性別を超えた中性的な
音楽、それがこれからの新しい音楽になっていくのかもしれません。
Blabbermouth