黒い聖者と罪ある女という邦題で、ある詩を元に創られたバレエ
音楽 となっています。つまり組曲のような構成です。自分でもレーベルを立ち上げるなど、ミンガスはいろんなレーベルから作品を出しています。それは白人による搾取が鼻持ちならないかららしいです。
1. Track A - Solo Dancer
2. Track B - Duet Solo Dancers
3. Track C - Group Dancers
4. Mode D - Trio and Group Dancers/Mode E - Single Solos and Group Dance
音楽 的にはデュークエリントンのジャングルサウンドの影響が強いです。ただでさえ艶かしいジャングルサウンドにミンガスはもっとお下劣とも言えるエロティシズムを加えています。その分ロック的には格好良く聴こえます。そしてフラメンコの要素を取り入れており、アコースティック楽器ですが、まるでリターントゥフォーエヴァーを予感させるフュージュンのような
音楽 性も確立しています。
とても洗練されたアレンジではありますが、どこか人間の本能に呼びかけるような生々しさがあるのがミンガスの特徴です。エリントンの影響で
ジャズ オーケストレーションにより、マイルスが先頭に立つ
ジャズ の進化とは別の道を進んでいますが、これはこれで革新的な
ジャズ だと思います。マイルスもスパニッシュな
音楽 をやったりしましたが、こちらはもっと激しく荒々しいフラメンコになっています。フュージュン、プログレの先取りですね。ロックファンが
ジャズ に近づくには、こういう作品から入った方がいいかもしれません。とても格好いいです。
Solo Dancer/4
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