The World Is Full Of Trouble (1998/07/14) Joi Cardwell商品詳細を見る
アメリカの黒人女性シンガーソングライターJoi Cardwellの95年のファーストアルバムです。スタイルとしてはハウス系のアレンジのソウルミュージックです。曲の作り方としては新しい感覚がありますが、ハウスのアレンジも生バンド演奏なので、新しい感覚が無くて、レトロな雰囲気と新しい感覚が微妙に入り混じった感じになっています。
1. Jump For Joi
2. Love And Devotion
3. Without You
4. Land Of Good And Plenty
5. Killing Time
6. Frere Jacques
7. Keep It Real
8. You Got To Pray
9. Trouble
久保田利伸からの影響もあるようです。アメリカに渡ったは良いものの、ぱっとしない久保田利伸ですが、それだけマイナーな世界で頑張っていた女性のようです。メゾソプラノなシルキーな歌声で、往年の黒人女性シンガーを彷彿とさせます。つまり、新しい感覚を持ちつつも、どこかレトロな雰囲気が今ひとつ彼女の知名度を低くしているように感じます。
ハウスやヒップホップ系は王道のソウルミュージックとは違う感覚を持っています。なので、ハウスの感覚を取り入れるのは良いのですが、うまく消化されずに普通に一昔前のソウルミュージックをやっているような部分を感じます。多くのスタジオミュージシャンがバックアップしていますが、そこにお金をかけた事で、普通な出来栄えに収まってしまっています。しかし、女性ソウルシンガーとしては素晴らしい歌声を聴かせてくれます。
Jump For Joi
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