アルゼンチンのフォークトロニカ男女デュオTonolecの2005年のファーストアルバムです。メンバーは女性シンガーのCharo BogarínとDiego Pérezの二人組です。私たちはアルゼンチンの
音楽 となるとタンゴしか思いつきませんが、他にも土着の
音楽 があるようで、それらの民族
音楽 を彼らは収集してデジタルアレンジも使って現代的な表現を試みています。
1. Antiguos Dueños De Las Flechas (Indio Toba)
2. La Cazadora
3. El Rito
4. En Busca Del Sol
5. Canción de Cuna
6. Noyetapec
7. Lamento
8. Niño Perdido
9. La Luciérnaga
10. Canción de Cuna (Remix)
アルゼンチンも縦に長い国ですので、北部と南部では文化の違いがあるようです。彼らが収集しているのは北部の民族
音楽 のようです。フォーク調なのでフォルクローレに近い感じです。ルーツとしては同じなのだと思われます。それとデジタルサウンドとの融合ですから、これもフォークトロニカとなります。サンプリング音源だとしても、民族楽器を使ったり、ドラムンベースのようなリズムパターンを使ったりと、エスニックテクノな雰囲気になっています。
Charo Bogarínの歌は民族
音楽 というより、ソウルフルでラテンなフレイヴァーもある歌唱で、これも特徴的です。こうした様々な要素が混じり合って、西洋文化圏でも通用するようなポップロックになっています。西洋的な様式も身につけていながらの民族
音楽 の採用ですから、現代的な解釈での再現となっています。そこにCharo Bogarínの特徴的な歌が加わる事で、単なるエスニックテクノの枠組みからはみ出しています。
Antiguos Dueños De Las Flechas (Indio Toba)
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