Hey Stoopid (1998/07/14) Alice Cooper商品詳細を見る
91年のアルバムです。プロデュースはPeter Collinsで、今回も豪華なゲストが参加しています。Joe Satriani、Steve Vai、Ozzy Osbourneなど、そしてPV製作にも金をかけるようになっており、やっと80年代らしくなってきましたが、すでに91年になっているという、感覚は新しくありませんが、これでも売れる要素がたっぷりあり、前作ほどではありませんが、これもヒットしております。
1. Hey Stoopid
2. Love's A Loaded Gun
3. Snakebite
4. Burning Our Bed
5. Dangerous Tonight
6. Might As Well Be On Mars
7. Feed My Frankenstein
8. Hurricane Years
9. Little By Little
10. Die For You
11. Dirty Dreams
12. Wind-Up Toy
バンド演奏にこだわっているのか、ここまでまだアリスのアルバムではサンプラーは使われていません。打ち込みもおそらく無かったと思います。それだけテクニシャンのプレイヤーを揃えているので、バンド演奏で済んでいるのです。しかし、ミキシングは80年代ならではの手法で、デジタルエフェクターでも何とか迫力があるサウンドに仕上げています。当時の卓はエスカレートし過ぎて、32チャンネルを2台つなげて64チャンネル使ったりしています。残響音の為のトラックを設けたりして贅沢なレコーディングになっているのですが、それだけ音数も増えています。
4人のバンド演奏なら、そんなにトラックは入りませんが、音の厚みを出すために、幾つもの音を重ねたりして、嘘っぽい音の出来上がりとなります。80年代以降のロックに親密感を覚えないのは、そうした作られすぎたサウンドのせいかもしれません。必要以上にテイクが増えていき、デジタル環境で音の分離もいいものだから、やたらと音数が増えていきます。そうしたサウンドはアリスクーパーのイメージ作りにはいい効果をもたらしていると思います。
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