The Last Temptation (1998/07/14) Alice Cooper商品詳細を見る
94年のアルバムです。プロデューサーはAndy WallaceやDon Flemingなど曲によって使い分けています。オルタナの時代でもあり、オルタナ系の人達が関わっていますが、
グラムロック 並みにポップなメロディアスなハードロックになっています。オルタナの塞いだような雰囲気はありません。とてもポジティヴなくらいにポップな楽曲が並べられています。
1. Sideshow
2. Nothing's Free
3. Lost In America
4. Bad Place Alone
5. You're My Temptation
6. Stolen Prayer
7. Unholy War
8. Lullaby
9. It's Me
10. Cleansed By Fire
ようこそ私の悪夢への主人公の名前スティーブンと言う少年が謎のショーマンが彼の旅行ショーに来るように誘います。少年はニール・ゲイマンによって書かれたアメリカンコミックを読んでい流というシーンが織り込まれています。そんなコンセプトアルバムになっています。久しぶりにアリスクーパーらしい演劇的な
グラムロック ショーになっているのです。ヘヴィメタでもオルタナ、グランジでもない、よく練り込まれたポップハードロックなのでありました。
それはまるでボブエズリンと作り上げてきた往年のアリスの作品を彷彿とさせる内容になっています。薬物をやめた、おそらくやめられた結果、これだけ冴え渡るアイデアが生み出せるなんて、薬物による創造性なんて幻影にすぎなかったのではないでしょうか。ジャズの巨匠などはぶっとんだ演奏をしたかもしれません、サイケの怪物は歴史を塗り替えたかもしれません、しかし、それと引き換えに短い人生となりました。薬物に依存しない事でもクリエイティヴになれる事を証明する事はいい手本となる事でしょう。
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