Drive On (1998/07/14) Mott商品詳細を見る

イアンハンターに続いてミックロンソンも脱退して、残されたメンバー、ベースのPete Overend Watts 、ドラムのDale "Buffin" Griffinと前作から参加しているキーボードのMorgan Fisherが、新たにボーカルのNigel BenjaminとギターのRay Majorを加えてバンドを再出発させました。しかし、ボーカルとギター違うと言う事は、ほとんど違うバンドのようでもあり、バンド名をMottとして再スタートしました。75年のファーストアルバムです。

1. By Tonight
2. Monte Carlo
3. She Does It
4. I'll Tell You Something
5. Stiff Upper Lip
6. Love Now
7. Apologies
8. The Great White Wail
9. Here We Are
10. It Takes One To Know One
11. I Can Show You How It Is

もうグラムロックの時代は終わっています。第二期ハードロックブームとなり、イギリスではクィーンが、アメリカではキッスやエアロスミスが時の人になっていました。グラムロックには間に合いませんでしたが、そんな時期にストラップスとか、ミスタービッグ、ヘヴィメタバンドとは違うバンドです。アメリカではチープトリックやスターズなどがパワーポップなハードロックを作り出していました。

これまでのMott the Hoopleの遺伝子はほとんど残っていません。別のバンドだと言っていいでしょう。だけど、そのパワーポップ系には入れるくらいの出来栄えになっています。Nigel Benjaminの地声でのハイトーンボイスなど、演奏面では問題ありません。しかし、残されたメンバーではヒット曲は作れていません。又B級なバンドに逆戻りしています。若手のバンドと同じ売り方では無理ですし、ベテランバンドとしての良さもあまり反映されていません。そこそこの出来栄えではありますが、盛り返すほどの内容ではありません。

By Tonight

Monte Carlo

She Does It

I'll Tell You Something

Stiff Upper Lip

Love Now

Apologies

The Great White Wail

Here We Are

It Takes One To Know One

I Can Show You How It Is

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