76年のアルバムです。ミックロンソンは契約上の問題で参加していません。イアンハンター一人でのプロデュースになっています。ニューヨークはElectric Lady Studiosにてのレコーディングになっており、Aynsley Dunbar やJaco Pastorius、David Sanborn、Cornell Dupreeなどジャズ系、フュージョン系のミュージシャンが参加しています。You Nearly Did Me Inではクィーンのメンバーも参加しています。
1. Letter To Britannia From The Union Jack 2. All American Alien Boy 3. Irene Wilde 4. Restless Youth 5. Rape 6. You Nearly Did Me In 7. Apathy 83 8. God (Take I)
ストリートロックを意識してアメリカでのレコーディングで、脱グラムロックを心がけています。それでもIan Hunterらしさと言うのを損なわずにイメージチェンジに成功しています。ミックロンソンが参加していたら、もっと違う形になっていた事でしょう。アルバムタイトルは当時アメリカで人気があったRick DerringerのAll American Boyを文字ったものになります。そのアンサーソングとなるLetter To Britannia From The Union Jackで始まります。ユーモアとポップセンスで溢れた秀作となっています。