YUI Orta (1998/07/14) Ian Hunter 商品詳細を見る
89年のアルバムです。6年ぶりの作品であり、Ian Hunterのソロアルバムではありますが、Mick Ronsonとのコラボレート作品とされています。プロデュースはChicのBernard Edwardsで当時は時の人ですから、80年代らしいサウンドに仕上がっています。Ian Hunterのソロだと、ほとんどの曲をIan Hunterが書いていましたが、この作品ではMick Ronsonも曲作りから加わっていますから、コラボレートという形になっています。
1. American Music
2. The Loner
3. Womens Intuition
4. Cool
5. Big Time
6. Livin' In A Heart
7. Sons 'N' Lovers
8. Beg A Little Love
9. Tell It Like It Is
10. Sweet Dreamer
Mick Ronsonはこの時肝臓がんと診断されており、3年後に亡くなっていますから、記念すべき作品なのでありました。Mick Ronsonもソロ活動はしていましたが、この二人が一緒にステージに立つ姿をファンは望んでおり、ファンからは望まれていた共作ではありますが、80年代ポップスしすぎていて、本来ファンが望んでいたスタイルとは違っていると思います。流行を気にせずに、売り上げも気にせずにやりたい事をやっていたら、もっと評価は違っていたと思います。
レコード会社の意図は売れる事ですが、時が経ってから高く評価される作品もあります。それは時代の流れとは違う次元存在するような作品だった場合です。残念ながら、このアルバムは時代の流れに寄り添いすぎていて、そう言う内容にはなっていません。80年代ポップスがどれほど虚構の上に出来上がっていたかは、当時の人では認識出来ていなかったと思います。誰もが同じような音を作っていたからです。そしてそれにあがらうように誕生するのがオルタナなのでありました。
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