As The River Flows (1998/07/14) Jobriath商品詳細を見る
2014年にリリースされた作品です。Jobriathのカルトな人気によって、ファーストアルバム制作以前にレコーディングされていた音源を発掘して一つの作品としてリリースされました。既にミュージカル調の演劇的な表現になっています。まだボウイが頭角をあらわす前のレコーディングのはずですから、既に彼にはこのエンターテイメント的な表現のアイデアがあった事が証明されています。根っからのグラムの申し子だったんですね。
1. Amazing Dope Tales
2. Wildfire In Memphis
3. I'maman
4. Ducky Lullaby
5. Little Dreamer
6. So Long Miss Jagger
7. City Freak
8. Inside
9. As The River Flows
10. Duck Lullaby (Reprise)
まだデモ的な録音のようで、歌詞が完成しておらず、スキャットでごまかしている部分もあります。なので、これに肉ずけしていけば後のJobriathになる事は想像がつきます。ボウイの存在はヒントにはなったと思いますが、それ以前に彼には同じようなアイデアがあった事があり、それを具体化しようと努力位sていた事が分かります。
グラムロック の時代が来なければ、陽の目を見なかった存在だったかもしれません。それだけ当時はゲイである事をカミングアウト出来るような状況ではありませんでした。ボウイがバイセクシャルである事をカミングアウトするまではタブーのような存在だったのです。
公表は出来ないが、同性愛は古くから密かに存在しており、それを大々的に公表出来るようになったのも
グラムロック の社会現象の一つだったと言えるでしょう。そして、そうした人達にこれだけの才能が備わっていると言う存在は、彼らを肯定するに値するだけのものであったと言えます。胡散臭い、いかさま師のような存在の
グラムロック ではありましたが、彼らが社会に開けた風穴はとてつもなく大きなものであったと思います。そして
音楽 的にもいつになってもサイケと同じく心地よいものであります。そして色気があります。ロックのイメージそのものでもあり、彼らを抜きにしてはロックは語れません。
Amazing Dope Tales
VIDEO