1. Need To Know 2. Monkey Walk 3. Let A Little Sunshine (Into Your Life) 4. I Put A Spell On You 5. She's On My Mind 6. The Lord Is My Saviour 7. Chisholm In My Bosom
ちゃんとしたシンガーとしての評価が無いままだったので、どんなにいい音楽を作っても、上手に歌えてもほぼ新人に近い扱いになっていた事でしょう。ほとんど注目されていませんでした。しかし、この時代もちゃんと聴いていたファンにとってはCrazy World of Arthur Brownの再結成におけるスタイルも納得だったと思います。ファーストアルバムしか知らない人にとっては再結成も不自然な感じになりがちですが、こうしたソロ活動も聴く事で、アーティストとしての彼を再評価する事が出来ます。
I Put A Spell On Youのようなカバー曲においては、普通に歌わずに、Arthur Brownというキャラクターで歌いがちです。カバー曲を普通に歌っても面白くありませんから、わざと崩すんですね。しかし、それ以外は普通に歌っているので、普通に良質なポップ作品だと思って聴いていただければ、再発掘的な貴重感があります。他にこれほど気持ちよくリズム&ブルースを楽しませてくれる作品もそうそうありませんので、聴く価値はかなり高いと思います。