 | Phallus Dei (1998/07/14)
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Amon DüülにおけるPsychedelic Undergroundのセッションには参加していたメンバーが脱退して結成したのが、このAmon Düül IIであり、Amon Düülとほぼ同時期に存在して活動していました。69年のファーストアルバムになります。Psychedelic Undergroundのリリースも69年ですから、ほぼ同時にデビューしています。しかし、Amon Düülが最初のセッションにこだわっていたのに対して、こちらはちゃんと作曲も出来て、普通にバンドとして存続しています。
1. Kanaan
2. Dem Guten, Schönen, Wahren
3. Luzifers Ghilom
4. Henriette Krötenschwanz
5. Phallus Dei
メンバーはギターのChris KarrerとJohn Weinzierl、ドラムはPeter Leopold、Holger TrülzschとDieter Serfasと、こちらも三人打楽器がいます。オルガンのFalk Rogner、ベースのDave Anderson、女性ボーカルのRenate Knaup、Shrat、ヴィブラフォンのChristian Burchardと大人数です。実験的だったPsychedelic Undergroundセッションから構築の方向性に進んでいて、こちらはかなり
サイケデリック色が強めに出ています。
ジャズ的な感覚もありますが、初期ピンク・フロイドのようなイマジネーション豊かな
サイケデリックロックになっています。トリプルドラムではありますが、こちらは儀式的な表現は抑え気味です。プログレに変身する前の
サイケデリックの宴のように、それぞれのプレイヤーもそれぞれの技を存分に見せつけています。作曲という秩序と、奔放という演奏力のバランスを保った見事な作品です。
Full Album
Kanaan
Dem Guten, Schönen, Wahren
Henriette Krötenschwanz
Phallus Dei
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