Hijack (1998/07/14) 商品詳細を見る
74年のアルバムです。プロデューサーにWild Willyを起用して、さらにポップロックになっていっています。ブリットポップみたいな曲もあります。ホーンセクションが入ってリズム&ブルースみたいな曲もあります。アメリカの黒人
音楽 的な事は、ヨーロッパのバンドは苦手なものですが、このバンドほどの演奏力があれば、黒人
音楽 も難なくこなしてしまいます。
1. I Can't Wait (Part 1+2)
2. Mirror
3. Traveller
4. You're Not Alone
5. Explode Like A Star
6. Da Guadeloop
7. Lonely Woman
8. Liquid Whisper
9. Archy The Robot
フュージョンはジャズとロックとファンクが合体したものですが、よりソウルフルなアレンジで都会的なライトフュージョンが流行りだすと、ロック界でもソウル系のアレンジが目立つようになります。本格的なブルーアイドソウルは80年代が来るのを待ちますが、70年代のロック界ではソウル系のアレンジが加わる特徴がありました。それに追従したように、ちゃんとソウル系のアレンジもこなしています。
特にスティーヴィーワンダーが神がかっていた時代でもありますので、そうしたソウル系の流行が後のディスコブームにもつながっていきます。ただし、イギリスを除くヨーロッパ圏ではクラシック理論が根強く、ジャズ理論に基づく黒人
音楽 は生理的に苦手だったという印象があります。それでも器用にソウル系のアレンジを演奏できる演奏力はお見事だと思います。サイケな混沌さが無くなった分を演奏力でカバーするかのように、ポップな楽曲でも巧みな演奏で表現しています。
I Can't Wait (Part 1+2)/Mirror
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