 | Die Lösung (1998/07/14)
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89年のアルバムです。HawkwindのボーカリストだったRobert Calvertがゲストで参加しています。彼らにとってHawkwindというバンドは特別のバンドだったようで、Robert Calvertとはコレボレート的な扱いになっています。それに加えて、新たなメンバーも増えているので、サウンドがまた別物になっています。こんなにポップになるなんて別のバンドのようです。
1. Big Wheel
2. Urban Indian
3. Adrenalin Rush
4. Visions Of Fire
5. Drawn To The Flame
6. They Call It Home
7. Die Lösung
これまで中心人物だったJohn Weinzierlがいなくなっただけで、これだけ変わってしまうなんて、Chris KarrerバージョンのAmon Düül IIでもアメリカ的なポップバンドに変身しましたが、それとはまた違う感じのアメリカンなサウンドになっています。ファンキーさがサザンロックっぽいので、Chris Karrerバージョンのフュージョンな感じとは違っています。メンバーがこれだけ変わっていれば、もう別のバンド名をつけるべきなのですが、Amon Düül II名義でのリリースになっています。
まず何が違うかって、ドラムパターンのシンプルさです。ドラムだけでこれだけ軽薄に聴こえるなんて、アレンジはいかようにもなりますが、ドラムパターンの工夫が無いだけで、インテリジェンスを欠いたバンドのような印象を受けてしまいます。怖いものですね。80年代っぽい感じを出そうとしていますが、89年ってもう90年代を見据えていなければならないのに、残されたメンバーにはそこまでの気配りの出来る人はいなかったようです。
Full Album