Nada Moonshine (1998/07/14) 商品詳細を見る
95年のアルバムです。久しぶりにChris Karrerが主導してのAmon Düül IIの作品となりました。流石に90年代になればシンセのサウンドもセンスが良くなってきます。サイケな雰囲気を出しつつも時代に合わせたヒップホップを通過してからの
音楽 性を身につけています。歌はまさかのラップ?ペットショップボーイズかと思いました。シンセポップ的なヒップホップへの近寄り方をしています。
1. Castaneda Da Dream
2. Nada Moonshine #
3. Speed Inside My Shoes
4. Sirens In Germanstan
5. Lilac Lillies
6. Kiss Ma Eee
7. Carpetride In Velvet Night
8. Black Pearl Of Wisdom
9. Ça Va
10. Guadalquivir
シンセによるアルペジオも民族
音楽 的な音階でのアルペジオを使ったり、細かいセンスが光っています。Amon Düül IIらしさを出しつつも流行も取り入れた力作になっています。ところどころオールドウェイヴが顔を覗かせますが、そこは許せるだけのミックス具合であります。再結成を繰り返しながらなんと生きながらえていますが、この後は日本にも来日してライブアルバムを残しています。
サンプラーも活用して、スラッシュメタルみたいなギターを弾いていますが、オールドウェイヴの感覚は隠せません。それでも単なる真似事で終わっていないので好感が持てます。60年代後半から30年近く続いているバンドですから、ここまでの努力は無駄ではありません。ドラムパターンだけもう少し工夫すれば、もっと良くなるはずです。まだ80年代もどこかに引きずっていますから、捨てる事も覚えた方がいいかもしれません。
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