マイルスデイヴィスがクィンテッドを結成するにあたり、ソニーロリンズに打診したところ、ロリンズは自分のバンドに専念する為に辞退、急遽無名の新人ジョンコルトレーンが選ばれました。マイルスの数々の名盤に参加して、第一期黄金の狩るテッドのメンバーとなったコルトレーンでしたが、当初はそれほど上手だった訳でもなく、特にアドリブが出来ない事でかなり悩んだ日々を過ごしていました。
1. Bakai
2. Violets for Your Furs
3. Time Was
4. Straight Street
5. While My Lady Sleeps
6. Chronic Blues
そのマイルスクィンテッドに在籍している中、初のリーダーアルバムを出しました。アドリブが苦手だったコルトレーンでしたが、サックスプレイヤーとしての実力を充分天下に示したアルバムとなりました。チャーリーパーカーやソニーロリンズとも違う音色を発していますが、彼ら偉人の後を継ぐだけの輝きは見せています。
ジョンコルトレーンは天才ではありません。努力の人です。その彼が
ジャズの巨人へと成長していく過程の、これが大きな一歩となりました。今聴いても堂々としたその演奏にはさすがだなとと感服してしまいます。ハードバップから始まり、モード
ジャズ、フリー
ジャズへと突き進んでいくコルトレーンのとても素直な作品です。
John Coltrane Interview
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