Why Can't We Be Friends? (1998/07/14) 商品詳細を見る
75年のアルバムです。よりラテンのリズムを取り入れて、
ファンク の複雑化となっています。フュージョンやジャズもラテンを取り入れることが多く、ロックで言えばサンタナのような取り入れ方もあります。その多くはブラジル系の
音楽 の影響がありますが、ドラム以外にパーカッションを取り入れる事が多くなっていきます。というのも、70年代はそれまでの4トラック、8トラックから16トラックでのレコーディングが定着してきて、多くの楽器をアレンジに組み込めやすくなったというのもあります。ドラムもパーカッションもステレオで録音出来る贅沢は60年代には考えられないものでした。
1. Don't Let No One Get You Down
2. Lotus Blossom
3. Heartbeat
4. Leroy's Latin Lament (Medley)
a. Lonnie Dreams
b. The Way We Feel
c. La Fiesta
d. Lament
5. Smile Happy
6. So
7. Low Rider
8. In Mazatlan
9. Why Can't We Be Friends?
アメリカンニューシネマも16mmフィルムで撮影されるようになります。これはまだ粗い映像ではありますが、独特の味があります。それと同じように16トラックってちょうどいい感じだと私は思っています。80年代には32トラック以上に膨れ上がっていきますが、そこまで音を詰め込むのもどうかと思うのです。16トラックぐらいがちょうどいいし、音の鳴りもいい感じだと思います。例えば、RCサクセションも初期の作品よりシングルマンというアルバムで急激に音が良くなっていきます。ドラムの鳴りもいい感じなんです。
なので、
ファンク などの黒人
音楽 において、16トラックでの録音はリズムが心地よく鳴っていると思います。60年代のこもった音とは格段に違っています。なので、ダンスミュージック、ディスコミュージック全盛期にはかなりいい音の作品が沢山出てきます。このアルバムの鳴りも素晴らしいです。8トラックでも一発録りなら十分ですが、16トラックとなると各楽器の輪郭も明快です。アナログエフェクターの空気感もいいですね。やはり70年代が一番気持ちいい。
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