Outlaw (1998/07/14) 商品詳細を見る
82年のアルバムです。MCA RecordsからRCAへ移籍しています。シンセに頼らないところがありますので、80年代サウンドにはなっていませんが、アレンジの構成などは80年代ならではの立体的なサウンドになっています。シンセを使うにしてもP-FUNKの影響なのか、アナログなサウンドが目立ちます。ブラスアレンジも80年代ならではのものであり、ビートの作り方とかはプリンスの影響もあるかもしれません。
1. You Got The Power
2. Outlaw
3. The Jungle (Medley)
a. Beware It's A Jungle Out There
b. The Street Of Walls
c. The Street Of Lights
d. The Street Of Now
4. Just Because
5. Baby It's Cold Outside
6. I'm About Somebody
7. Cinco De Mayo
ゲートリバーブサウンドではありませんが、ゲートリバーブサウンドの登場で、80年代はドラムの音がでかくなります。ドラムのサウンドをどしんと真ん中に鎮座させて、ベースラインを作ってからコード進行を決める。最後にメロディーを乗せてから、更に細かい装飾を加えていく。これはスティーヴィーワンダーが行なっていた作曲法ですが、80年代にはそれが定番となり、まず踊れるリズムを組み立ててから、立体的にアレンジしていくという作曲法が一般的になっていきます。フォークソングのように歌詞から作るなんて滅多にない事になっていきます。
そんな手法で作られているのが明らかな内容になっています。ロック的なビートを加えた
ファンク 、プリンスの手法も習っていると思います。黒人の
音楽 シーンにおいても、プリンスの登場は画期的だったようです。P-FUNKの応用とも言えるのですが、よりポップに、ロック的にしたのがプリンスです。そんなプリンスもストーンズの前座などを経て、苦労して売れるようになっていきます。そして80年代はロックとブラックミュージックがより密月的な結ばれ方をしていきます。
You Got The Power
VIDEO